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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 04/23/20:47

潰し合い

こんにち版権。気にしましょう。






主宰です。






こんな話を聞いたことがあります。






かの森繁久彌さんは、舞台に出演した際、






客席に向いている方の横顔で演技をし






舞台に向いている方の横顔をピクピクさせて、共演者を笑わせようとしていた。







どこで聞いたかも忘れた話ですが、確か父に聞いたのかな…面白いですね。









またこんな話もあります。







 
三谷幸喜さんは、自身の舞台の転換の際、スタッフに紛れて舞台上に紛れ込み






中井貴一さんに大福を手渡したそうです。






ちなみに中井貴一さんは、その場で大福を食ったとか。








そうです。







舞台はナマモノ。








潰し合いなのです。








こんなこと言うと、キャスト、スタッフにブチ切れられること必至ですね。






実際、高校のころ、まだ私が脚本書きつつ役者としても出たりしていたときは、アドリブの意味を履き違え、「本番だけ全然違うセリフぶち込む」ということをしては怒られていました。







今回の公演では、お客様の目の届かないところで、否…もしかしたら届いているかもしれませんが…









潰し合いが行われています。









完璧主義の独裁者で毛沢東と裸踊りができそうなほどだったかつての私は、笑いにも非常に厳しく、細かく細かく演出していました。






しかし、今回は脚本がギリギげふんげふん役者に丸投げょふぉんげょふぉん






役者さんを信頼して、ある程度の笑いのシーンも任せることにしました。






もちろん、喜劇のはひふへほだけはしっかり守ったうえで。






はずかしがらない


ひっかからない


ふざけない


へこたれない


ほんきでやる







この全てをクリアしたシーンはどうなるかというと。







本能に訴えかけてきます。







これは自画自賛しようとか、ウチらマジウケるサイコーパリピとか、そういう意味で言っているのでは断じてありません。






なるべくしてなるのです。







内輪ネタ、自虐ネタ、メタネタなどの長所は、ウケないリスクと引き換えの爆発力。






本能に訴えかけるネタは、なんといっても安定感が最大の利点。








この安定感がくせもの。







役者が笑う。






毎回笑う。







私も笑いますけども。







しかも、稽古を重ねるごとにパブロフの犬状態になってしまい、シーンが始まるだけで笑ってしまう泥沼に突入してしまいます。













彼が関わるシーンで、一つ、他の人が笑いすぎて本番まで一度もまともにできなかったものがあるほどです。














また、この三人が揃うシーンも曲者。








毎回変えやがるんです。






いや、変えてもいいと言ったのは私ですが。








よくそんなレパートリーがあるもんだと思うほど変えてくるので、不意打ちでやられます。







だってこの写真も、左の前田君、これ絶対笑ってますからね。笑い噛み殺してますね。ゲネプロの写真ですよ?信じられません。








もちろん、お客様にはたった一回の公演です。それでも楽しめるのですが、複数回になるとそれこそ、ラーメン二郎みたいなもので、ハマると止まらなくなります。






今回のゲネプロは、






そう、ゲネプロですよ?







お客様がいる体で、本番とまったく同じにしなければならない、ゲネプロですよ?








舞台袖で笑う!







照明、音響ブースでも笑う!







なんなら舞台上でも笑っている!















このブログを書くか、本当に悩みました。







「内輪で楽しんでる様子報告しやがって、腹立つんだよ。自分たちで楽しんでるだけの劇団ほどつまんねーものはねーからな!!!」







と、言われても仕方がありませんから。







かく言う私も、そういう考えの持ち主です。







しかし、今回は本当に面白かった。







本番をみてても、何度もみたシーンが、何度みても面白い。







終演後、役者さんたちが楽屋で、「あそこ笑っただろ!」「笑ってねえよ!」と罵り合う姿の、なんと滑稽なこと。







「俺、照明ブースでフツーに笑ってますよ」と、まるで悪びれない漢の中の漢。












内輪ウケと言われたらそれまでかもしれません。







 
しかし、内輪ですらウケていないものを、お客様にお届けすることはできません。







面白いと思うか否かは、お客様の判断にお任せします。








しかし、少なくとも私は(恐らく、私だけでなく)









舞台袖で、声を殺して笑っています。












それでは、また次回。
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スタッフ紹介

こんにちハットリくん。かーいかいかい。それは怪物くん。





主宰です。





スタッフ紹介です。





フライヤーの順番で書きます。








演出助手
土屋佑












通称「卵王子」





私がいない間の稽古の進行を、一年生の彼に丸投げするという暴挙を働いていたにも関わらず、ひたむきに頑張ってくれました。





その他情報はキャスト紹介をご覧ください。








照明
田所輝一











通称「キーチマン」







照明ブースから下界に降りて性獣を発情させる漢の中の漢。






「斬新な照明にしてくれ」






と頼んだら、「いや…俺のは無難だって言われるタイプのなんで…そういうのはちょっと」とか色々言い訳する漢の中の漢。





あるシーンの照明に私が注文するも、やっぱり元のがよかったとわかり謝ったら、「こっちも色々計算してるんすよ」と不敵な笑みを浮かべる漢の中の漢。





田所輝一渾身の斬新な照明をご覧くださいとか書いたら、絶対「あのね、小劇場じゃ回路とか予算に限界あんだから。できることとできないことがあんの」って言ってくるであろう漢の中の漢。





「女はポイント制」という言葉は、私の心の辞書に書き記しておきました。








音響
野崎爽












通称「あ゛あ゛〜〜〜。あ゛あ゛〜〜〜。」





「あ゛あ゛〜〜〜としか言わない」とは鈴木杏奈の談。





私は半分しかそうは思いません。





喉に五円玉が埋め込まれているらしい。






だれが……なんのために……。






「斬新な音響にしてほしい」





と言って、出してきたのが、写真の「テルミン」という楽器。






あまりにも音色が斬新すぎて、私がついていけず使用は断念しました。本当に申し訳ないことをしました。






でもさぁ…回路の問題で音がなり続けちゃうテルミンとか…斬新すぎて…さすがに使い道が…






いや…そこをどうにかするのが演出の仕事ですね。






五円玉といい、テルミンといい、斬新が地を行く存在です。








舞台監督
木下千尋












通称「劇場のコロボックル」






一番奥の小人さんです。





なかなかお目にかかることはできません。





邪魔なモノを狭い場所に収納する習性があります。






自身も狭い場所を好むため、くぼみから突然現れてびっくりします。





本当に…足元の隙間から突然でてくるからもう…どっかトンネルでも掘ってるんじゃないかと…





それだけではありません。劇場のコロボックルは、思いやりに溢れたコロボックルでもあります。











唐揚げになる自らの運命を嘆き、雄叫びをあげるひよこに見えますが、コロボックルがそっと置いてくれた加湿器です。





また、コロボックルはいたずら好きでもあります。






ある重要な小道具を、恐る恐る頼んでみたら、「つくるよー」と二つ返事で作ってくれました。





本番でいたずらが観れるはずです。もしかしたら、コロボックルの姿も観れるかもしれません。






彼女とは高校のときからの付き合いです。数少ない、高校時代から同じ道を歩み続けている仲間。貴重で、そして大切な仲間だと思っています。勝手に。あくまで勝手に。








美術
野口紗綾












通称「農業美術家」




農業と美術のハイブリッド。





命を知らねば美術はできぬ。





平日は東京、休日は新潟に行く、ちょっと裕福なOLが一泊温泉旅行でリフレッシュみたいなことしてますが、やることは農業と製作。





フライヤーと衣装、美術担当です。





褒め言葉を沢山書いていたのに、全部消せと言われてしまいました。






何かけって言うんだよ…。





差し入れ、ケータリング食べ担当です。






ちなみに本業は彫刻と陶芸です。




あと農業です。




本業以外のことばかりやらされていますね。







振付 mix
佐藤俊











通称「パリピ」





真ん中の、ノースフェイスのバッグにビーツのヘッドホンという、大学生の流行りロイヤルストレートフラッシュの人です。





「ノースフェイスは流行る前から持ってるし、ビーツはDJ用だから」





ウェイウェイ系ダンスサークル所属のパーリーピーポー時々DJ。






天地がひっくり返っても私が仲良くなるような肩書ではありませんが、幼稚園の頃からの親友です。





幼稚園のころから、彼がモテてないところを見たことがありません。





つまり紳士なパーリーピーポーなんですね。





曲の編集と、ダンスの振付をやってもらいました。





稽古場にすぐさま溶け込む様はまさにパーリーピーポー。





彼が光なら、私は影。





キャストの一人に言われました。





「なんで、彼の友達が、お前なの?」





人生とはわからないものです。







鈴木あゆみ











通称「雑」





一年生なのに、しっかり制作業務をしてくれるしっかり者。






気配りもできるし、彼女が買ってきてくれた蒟蒻畑は、小屋入り中大人気。






が、











鈴木杏奈ちゃんが、お姉さん、否、お母ちゃんのようにあゆみちゃんの机の整理をしつけます。






「汚えな!綺麗にしたって言ってるけど、机の上とか下とかいろいろぐちゃぐちゃじゃん!」






と、楽屋に怒号がとびます。






奇しくも同じ鈴木。まるで本当の姉妹、母娘のような微笑ましさです。






雑さがなければ、礼儀正しく、優しい制作さんです。





あゆみちゃん「雑なの、すぐ直します!」






あんなちゃん「無理するな」









赤松真治
制作補佐












通称「ナンパ師」







最初は「パリピ」だったのですが、パリピの座は俊くんに奪われてしまったので、いつの間にかナンパ師になっていました。





別にナンパをしてたわけではありません。







ただ、ナンパ師の雰囲気をまとっていたのです。






ナンパ師に会ったことありませんけど。






以下、さすがに褒めます。






気が利く上に、気さくで、ユーモアのセンスもあり、場を盛り上げるためなら道化にもなる、本当にいい人です。





…あれ?これ、ナンパ師っぽいぞ…?













本当にナンパ師かもしれません。












しかも野球部だそう。












本当に……野球部って……。








以上、スタッフ紹介でした。





みんな大好きです。






最後に突然ロボトミー手術を受けて従順になったみたいなところで、終わりにします。







それでは、また次回。

キャスト紹介

こんにち八宝水軍。ドン・チンジャオのくだりで爆笑。







主宰です。







今回は、キャスト紹介です。







こういうことは本番前にすませておくものだと毎公演反省するのですが、反省できてませんね。






今までのブログで、「超イケメンの頼れる兄貴!」「稽古場のムードメーカー!」「清純派ヒロイン。かーわいいぞー!」みたいな、よくあるキャスト紹介が手が震えて脳が痺れて書けないみたいなことは書いてきましたが、






今回は、どんなキャスト紹介になるんでしょうか。






それでは、フライヤーの名前順で紹介していきます。








 川鍋知記











通称「人殺しの目」






ヘッドスタンディングしながら歯磨きをする様子です。






私はとにかく彼に役者なってほしい。






もうこの際、役者でなくともいいから、彼の内に秘めた化物を解放できるところで生きていってほしい。






ドスを持たせたことで彼のヤバさが露呈した第三回公演のあと、






久々に再会したとき、かつて野球部だった彼が、バットを入れる袋みたいなのを持っていました。







「あれ、野球すんの?」






「これ?三節棍!」






参考画像







川鍋くんは、義理堅い人物です。






「初めて芝居に出してくれたのがたかみなだから、今回は絶対出ようと思ったんだ」







本当にいい人です。






しかし、私は彼の全てを理解できる気がしません。






どうか、三節棍で事件を起こす前に、役者になって舞台で三節棍を振るってください。








三箇友維











通称「ケツの穴 痔りりこ」






現在通院中






それでも辛いものを食べようとします。







イケメンのはずなのですが、何故かそういう感じがしません。








痔の話をするイケメンは、いないという先入観があるからでしょうね。






独特のオフビートなユーモアのセンスがあり、最初は意味不明でも、段々笑えてくるようなことを言ったり、やったりします。







特に女性ウケがいいので、女性人気を獲得するべく、劇中でも多く彼のアイデアが採用されています。







前回は真面目な役をやってもらったのですが、今回はとにかく遊びまくれる役になってもらったので、イキイキしていて嬉しいです。











久野祐希奈












通称「もう中学生」







「もう中学生だもん!」と叫ぶ小6に似ているという意味です。








「好きな食べ物は?」と聞くと、「あまいもの!」と元気よく答えます。かわいらしいですね。







演技面では、叫ぶときほぼ必ず、厚切りジェイソンの「Why! Japanese Peaple!」とまったく同じ動きと発声をします。







ずっと気づいてましたが、面白いので放っておきました。







このブログをみて無理矢理直そうとして演技がグズグズにならないか心配です。あなたはそのままでいいのよ。






そうですね、人に何か言われると、小うさぎのように気にしてうまく力が発揮できないあたりも、小学生らしいかわいらしさがありますね。






しかし、ジャズヒ(ジャズヒップホップダンス)の女なので、踊っている時だけ大学生になります。







小学生と大学生と厚切りジェイソンの間を行ったり来たりする女です。






純粋な演劇愛に溢れているので、これからの姿もみたいです。











菅澤香雪












通称「ミスこんにゃく」







日芸のミスコンで1位を獲った女です。







学校に普段あまり来ないにも関わらず、ミスコンで1位を獲った女です。







日芸のミスコンの舞台パフォーマンスで、周りの候補者が真面目なパフォーマンスをする中、「奥華子のガーネットを流しながらモノマネメドレー」をして、1位を獲った女です。






実は物凄く不安なときでも平気な顔をしているので、試しに子ども扱いして「緊張してわけわかんないとこでトチってやんのーケケケー」とアオりまくってみたら子どもみたいに暴れだす、かわいらしい側面も持つ日芸のミスコンで1位を獲った女です。








例えミスコンでも、例え道で声をかけられまくっても、例え道で外人からキスを迫られても、ひとりのふつうの女の子なんだと教えてくれた人です。













鈴木杏奈













通称「カーマスートラ」







左から2番目の、族のナンバー2みたいな雰囲気で、ドラマだったら終盤で死んで1番左の総長が覚醒するくだりになりそうな人です。







彼女がインドなだけかと思ったら大間違い。








「今日、インドっぽいね」






「ちげぇよ!!!タイだよ!!!!!タイとインドの区別もつかねえのか!!!!!!」







と、この前ブチ切れられました。






彼女のシーンは毎回変わる上に、毎回舞台上でも袖でも役者さんが笑ってしまうので、役者殺しの女でもあります。







彼女は「劇団三すくみ」という劇団をやっていて、そこに私が脚本を書き下ろしたのですが、








とにかく脚本が難航し、「早く台本かけや!!!!」という画像まで作らせるほど待たせてしまったので、頭が上がりません。











辻村篤














通称「デブゴンゲ」








デブゴンゲの歌








デブデブデブデブデブゴンゲ×3







デブの国からやってきた♪







弁当頼んで待つ間 ♪








食べちゃおホイップメロンパン♪








ラーメンチャーシュー丼おいし〜♪







ついでにアイスも食べちゃった♪







デブデブデブデブデブゴンゲ×3








デブデブの国の王子様♪











前田敏光













通称「フランケン」








TOHOシネマズの男。







以前のキャスト紹介では、優しいとか、温和とか書いた気がします。








しかし







最初の稽古で、渡す脚本もないので暇つぶしに心理テストをやってみました。








男性脳と女性脳のテストをしたのですが、








どちらの数値も群を抜いて低かったのです。








それ以来、「心がない」「サイボーグ」「フランケンシュタイン」と散々な言われよう。








「ニンゲン、ナンデ、イジメル」








と言いつつ、しかし写真の表情。








もしかしたら…彼は本当に…。










佐々木愛














通称「性獣」







何故、「性獣」なのか。






「なんで!?ヨガだからダルシムじゃないの!?」とお思いでしょう。








それは、本公演をみていただければわかります。









前回公演では、唯一の1年生としてしおらしくしていた彼女ですが、








最近では、「うるせぇバカヤロウこの野郎ファッキュー」と中指を突き立ててきます。私だけに。あれ…?







そうです。普段は本当に気配り上手というか、好かれるの上手というか、小分けにしたお菓子を終演後お客さまに配る気の配りようには頭が下がる思いでした。








弱点は自尊心の強さくらいでしょうか。しかし、そんなものは長所とも言えますからね。








私にできるせめてもの反抗は、ブログにあることないこと書くことくらいです。








土屋佑













通称「タスクワガタ」








※公民館の太い柱にへばりつこうとするタスクワガタ








本当は演出助手です。









しかし、演出助手役で出演しています。








最初、「何かしらの形で関わってほしいんだけど、役者と、演出助手と、当日制作と、どれがいい?」と聞いたら








「かけもちしている団体との兼ね合いもあるので、演出助手で…」







との答えが返ってきたので、その時点で「よし出そう」と思いました。







低姿勢なイイコちゃんだと思ったら大間違い。川鍋くんと同じ臭いがするときがあります。







そういえば、二人とも野球部。







まさか…野球部って……。











以上、キャスト紹介でした。







みんな大好きです。






最後の最後に急激に偏差値の低いことを書いたあたりで、終わりにします。








次回はスタッフ紹介です。

きのこの森とベジたことカレーと餃子

こんにちハンバーグ師匠。英語版はミートローフ師匠。






主宰です。







初日が無事終わりました。





公演期間が長いので、お客さんが来てくれるか死ぬほど心配で、本当に心配で、俺なんで13公演もやってんだろうとか思ってたんですが、想定以上のたくさんのお客さまにご来場いただきました。






観てくださった皆様、楽しんでいただけたなら幸いです。ご来場、まことにありがとうございました。








さて






 
きのこの森といえば






そう








ベジたこAMOですね。







































北池袋にベジたこあり。ベジたこなくしてきのこの森は語れません。





思い起こせば約2年前、第二回公演のときにベジたこAMOがオープンしたてのころで、アホみたいに喰いまくり、アホみたいにブログで「もうベジたこのついでに芝居みにきて!芝居はついででいいから!」と言いまくり。






前回公演で再びベジたこと相まみえた時は、店長に「お前らんとこだけは覚えとるよー!なんか急に売上のびたんだよー!」と言われ、布教が実を結んだことに喜びを感じ、またアホみたいに喰いまくり。








…そうなんです、ちょっと脱線しますが、観劇後にベジたこに寄るお客さまが多かったそうで、それが本当に嬉しかったんですね。





私は、「観劇のために出かける」というのが苦手なんです。







 
観劇とは、いわばギャンブルのようなもの。面白いか面白くないかわからないわけですから。
 






さらに、室内にこもりきりなわけですから、せっかく出かけたのに、新しい何かを見つけることも少ない。






 
つまりパチンコ行って帰ってくるのと一緒な気がするんですよ!パチンコ行ったことないですけど!







パチンコを否定するわけじゃありません。ただ、パチンコと演劇は違いますから。なにか違う楽しみがないと、お金のあるパチンコにとってかわられます。






 
なので私は、観劇の際、「その街の美味しいものを食べる」ということをほぼ必ずやります。







演劇は裏切っても、食は裏切りません。どーしよーもない芝居をみて陰々滅々とした気持ちも、美味しいものを食べれば癒やされます。







さらに、いいお芝居に出会って、美味しいものを食べれば、美味しいものを食べながらいいお芝居の余韻に浸れる。






お客さまにも、演劇のため「だけ」に、わざわざ遠くまで電車賃をかけて来ていただくのではなく、






様々なものをひっくるめた、「楽しい時間」のために来ていただけたらなと思うのです。







閑話休題。








ついにベジたこAMOの店長と仲良くなり、飲みにいったり、失礼ながらベジたこのレシピを聞いたりするくらいになったあたりで、









「新しい店開くで」




「ナンスヵ」




「カレー」









カレー








もはや日本食と言っても過言ではない国民食。







カレー








小さい頃お母さんがつくってくれたシャッパシャパで巨大なじゃがいもとか人参が入っててどうにも好きになれず、しかし時が経つにつれ普通のカレーに近づき、大学生になってカレー好きに火がついた私にとって、それはまさに天恵。









「ドコスヵ」




「東武練馬」








東武練馬







稽古によく使う公民館のある場所








こんな偶然があってよいのでしょうか。





ええ、それはもう、食べましたよ。






カレーバルfamille













トマトベースのカレーと、トマトベースにココナツミルクを加えたカレーがあるのですが、







どれもおいしい!






さらに、トッピングも豊富で、ベジたこ同様野菜が充実、牛ほほ煮込みや、巨大な、本当に大げさでなく巨大なチキンカツがのせられたりします。






しかもね!野菜の素揚げとか、チキンカツ揚げるの、オリーブオイルですよ!?軽くてサックサク!





これがトマトベースのプレーンカレー48
0円からという…もう…大丈夫かという価格設定。







本番中はベジたこにお世話になり、稽古中はカレーにお世話になる…もうこの方々なくしてきのこの森はありません。








ベジたこ開店から1年と少しで、精力的だなあと思っていた矢先







「餃子屋やるで」









餃子








餃子!?







場所は!?








「板橋」








板橋







「北池袋から歩いて10分くらいでいけるで」









オープンは、2月5日。





ゲネプロ終わりか……









行きました。





僕と餃子の金曜日












終電が怖かったので持ち帰りにしました。






電車待ってる間、あったかいうちに一つつまみ食いしたら






バカみたいにうめえ






正確には、バカになりました。もう止まらなくなってしまい、電車の中で猛烈に餃子を貪り食う22歳身長183センチのメガネ。迷惑ここに極まれり。





野菜餃子と肉餃子を食べたんですが…別段、特別な感じはしないのに、何かが違う。






あえて言うなら、どちらも口の中でかんだ瞬間、肉汁、よりもフレッシュで旨味に富んだ肉と野菜の凝縮したジュースがブジュワワワワァッ!







細かいことは、お店にいったら露骨に元気がないのに、「元気なんやけどなぁ、まあ、寝てないからなあ」と言っており、それが元気ないってことなんじゃないかとか無粋なことを考える自分が恥ずかしくなるくらい笑顔の弾ける店長に聞いてみます。













このブログをご覧の皆様も、ベジたこのついでに、カレーのついでに、そして餃子のついでに。







きのこの森第五回公演
「シェイクスピア様ご乱心」





よろしくお願いします!





ご予約はコチラ!
http://ticket.corich.jp/apply/71254/tkn/






以上、他にいくらでも書くことあるだろうにやっぱり食い物が最優先になってしまう地元グルメステマ劇団らしいブログでした。





「僕と餃子の金曜日」
フェイスブックページ
https://m.facebook.com/bokufriday/

小屋入りの様子(写真がいっぱい!)

こんにちハーコー。ハードコアの略らしいです。キャストの佐々木愛さんが言ってました。理解できません。





主宰です。





小屋入りです。





今回は、小屋入りが二日間です。





一日目はセッティング。二日目は場当たりとゲネプロでした。






その様子です。








こういう構図の芝居のチラシ。ありますよね。ブログでは九割九分卑屈なことしか書きませんが、今回はプラスのことを。キマってますね。








並ぶと壮観ですね。衣装についてのブログ今度書きます。










衣装製作の最終チェック。画になりますね。いつものような卑屈なことを書けないので、調子が狂います。これ以降、無理やり工夫します。










ジャズヒ(ジャズヒップホップダンス)の女、くのゆきな。







パリピ(パーティーピープル)の女、くのゆきな。








喜びの舞(踊ってばかりですね)









こんなシーンがあるんでしょうか。









……こんなシーンがあるんでしょうか。








………。









一体どんな作品になるんでしょう。







ただひとつ言えるのは、本当に面白いので観に来ていただきたいということです。










演劇は自己満足という人がいます。






確かにその通りだとは思いますが、では、自己満足でないものとはなんでしょうか。






例えば、学校に通い、勉強をすること。




思い返すと、私はちゃんと勉強していたんでしょうか。「勉強した」という気になって、まるで身になってないものもあります。それは自己満足ですよね。







例えば、働くこと。




思い返すと、私はちゃんとバイトしていたのでしょうか。まるで仕事ができない人を叱りまくってそれが原因かはわからないが辞めた人もいました。ですが、私も果たしてよく働いていたのでしょうか。サン○クカフェでは最終的に週1しか入りませんでした。






学ぶことや、働くことは、当たり前のことのように見えて、実はとても難しいことをしているものです。





ぼうっとしていたら、いつの間にか自己満足の範疇に収まっている。なんてことも、あるのかもしれません。





大学に行かせてもらいながら授業をサボり池袋新文芸坐で黒蜥蜴と黒薔薇の館をみて美輪明宏って綺麗だなあとか考えていた時の私は、間違いなく自己満足の塊だったのでしょう。







自己満足と、そうでないものの境界線は、




何かのためになっているか。




それだけだと思うんです。






勉強も、巡り巡って何かに役立て、人を助けたら、それは自己満足ではありません。





働くことも、誰かの役にたち、それ見合う報酬を得たり、感謝されたり、必要とされれば、それは自己満足ではありません。









演劇も同じだと思います。







キャスト、スタッフ、何より観に来てくださったお客様、とにかく関わった全ての人の、





何でもいい、なにかのためになれたなら






それは、自己満足ではなくなると思うんです。








今回の芝居、胸を張って、人見知りの私が恥も外聞も捨て、餃子屋さんで知り合った演劇学んでる人にまで「きてください!」とすすめているのは、





観に来てくださった方の、なにかのためになると信じて疑わないからです。





今日のゲネプロをみて、とにかく一人でも多くのお客様にみていただきたいと思いました。






面白いです!!









明日から本番です。






直前でもご予約受け付けております。





関係者になんの脈絡もなく日にちと枚数を連絡したりしていただいても対応いたします。






ぜひぜひ、なにとぞ、ぜひとも、心より、この身朽ち果てようとも、






ご来場お待ちしております。






劇団きのこの森第5回公演「シェイクスピア様ご乱心」
作・演出 高野水登
 
2016年02月06日(土)〜14日(日)
北池袋新生館シアター
 
・キャスト
川鍋知記
三箇友維
久野祐希奈
菅澤香雪
鈴木杏奈
辻村篤(Geeksman)
前田敏光
佐々木愛
・スタッフ
演出助手:土屋佑
照明:田所輝一
音響:野崎爽
舞台監督:木下千尋
美術:野口紗綾
振り付け・mix:佐藤俊
制作:鈴木あゆみ
制作補佐:赤松真治
「ロミオとジュリエット」などで知られ、今なお愛され続ける作家、ウィリアムシェイクスピア。
彼の幻の新作が発見され、世界最速公演を目指して大急ぎで準備が進められる。
しかし、肝心の作品が
クソつまらなかった…。
原作遵守か?手を加えるか?そもそもコレ、シェイクスピアが書いたのか?
本番前夜の劇場で、すったもんだの大騒動がはじまる!
公演日程
2月6日(土)14:00 19:00
2月7日(日)14:00 19:00
2月8日(月)19:00
2月9日(火)19:00
2月10日(水)休演日
2月11日(木祝)14:00 19:00
2月12日(金)19:00
2月13日(土)14:00 19:00
2月14日(日)13:00 18:00
チケット価格
一般前売2000円、学生前売1500円、高校生以外前売1000円
当日券は各200円増し
予約ページ(1/5 0:00〜予約開始)
http://ticket.corich.jp/apply/71254/tkn/











それでは、また次回。






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