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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 03/29/18:18

「シェイクスピア様ご乱心」終演

こんにちハッピーターン。ハッピーパウダーが喉に絡みますね。






主宰です。







突然ですが、今回の公演で、芝居をやめることを考えていました。








それか、「劇団きのこの森」としての公演を終わりにするか。







または、「劇団きのこの森」という名前を変えるか。







何故かというと








集客が不安だったからです。







思わせぶりな書き出しから、身も蓋もない結論に至ってしまいました。








前回公演が終わったあと、早々に新生館シアターをおさえました。







とにかく前回公演が楽しかったので、1日でも長く劇場にいたいと思い、11日間もとってしまいました。 






また、学生最後の公演なので、今まで毎回全公演満席になるので観れなかった方や、日程の都合で観れなかった方にもみてほしいという気持ちもありました。






公演数は13回。







一応、7ステージだった前回公演と同じ集客数であれば、ギリッギリどうにかなるような予算組みにはしていたので、自分の中では無謀なつもりはありませんでした。







しかし、何がきっかけかは忘れてしまいましたが…学生最後と思ったからでしょうか。







どうせなら、お金に糸目はつけず、いいものをつくりたい。






と、思い、予算がどんどん膨れ上がり、気づいたらちょっと笑えないことになっていました。







宣伝にも凝りたかったのですが、卒論だの他の脚本だのに追われてギリギリに。







そもそも赤字覚悟で始めた企画ではありましたが、自分のキャパシティをはるかに超える負債がのしかかりそうで、怖くなってしまったのです。







毎日脚本を書くこと、考えることにも追われて、精神的にも参っていたのでしょう。







もう…これで解散って宣伝で…人呼ぶか…







そもそも…なんで13ステもやることにしたんだ…








今までは満席が当たり前みたいになってたけど…いざお客さんが来ないかもしれないと思うと…








なんでこんなことやってんだろう…








と、悩んでいる時間もそう多くはとれませんでした。








もうキャストもスタッフも集まっています。









ないのは戯曲だけ。








私は普段、綿密にプロットを作り込み、どんでん返しや仕掛けをふんだんに盛り込んだ戯曲を書くことを目指しています。








ページ数単位で物語の盛り上がりを計算し、脚本のハウツー本のお手本にできるだけ近づくように書いていました。








しかし、今回はとにかく時間がない。









そこで、高校二年生の時から封印していた方法を使うことにしました。








とにかくリスキーな方法です。









「思いついた面白いシーンを2時間分書けば、面白い芝居ができる」








暴論ここに極まれり。








最高級食材をなりふり構わず鍋にぶちこんだところで、おいしい料理ができるでしょうか。







何より、このやり方だと、後半になるにつれて収拾がつかなくなり、完全に破綻していると気づいた時にはもう本番直前。なんてことにもなりかねません。








それでも、スケジュール管理が甘く、ダラダラ書いてたせいで追い詰められていた私には、それにすがるしかありませんでした。








救ってくれたのは、キャストとスタッフです。








今回、初めて全員一度は芝居で関わったことのある人たちでした。







だからこそ、「この人にはこれをやってほしい」「これをやってくれればきっと面白いぞ」という気持ちが明白にあり、それらを一つ一つ書くことで脚本の空白が埋まってゆきました。







そもそも、そんな考えが起きるのは、キャスト、スタッフがひとりひとり魅力的だからです。








「キャスト、スタッフ全員が輝いていれば、作品全体が輝く」 







という考えですね。







これも中々の暴論です。








トリュフとフォアグラとキャビアを大量に並べられて、ありがたがれるでしょうか。それぞれの魅力は生きるでしょうか。







こうした無茶苦茶な考えが積み重なって積み重なった結果







いつの間にか、少なくとも私にとっては、どうにかして人に観てほしいと思える作品になっていました。







正直、謎です。







他にも散々無茶なことをしています。登場人物の性格だけで行動させるとか、スジを考えず、人間の内面を描いてみるとか。







これだけ無茶苦茶やって、なぜか成立したのです。







やめると言ってチケット売ろうとか、そんなこと考えていたことがバカバカしくなりました。








とにかく観てほしい。







面白いから。という理由もありますが、様々なものをひっくるめて、とにかく観てほしかった。








それは、この公演に関わった皆がそうだったと思います。







一人、またひとりとチケットの予約が増え、最終的に、597名のお客様がご来場くださいました。








597名といっても、それは、597の「ひとり」が積み重なった結果です。








キャストだけでなく、スタッフもいろんな人に宣伝してくれました。








小劇場は身内で回していると、よく言われます。








しかし私は、よほどの自信がなければ、身内を呼べません。








大切な人に、つまらない思いをさせたくありませんから。








本当に素晴らしい作品とは、集客が多い作品でも、偉い人が唸る作品でも、お金のかかった芝居でもなく、







大切な人に観に来てほしい作品








だと、私は思うのです。








キャストの人たちから、遠くから親戚が来てくれること、昔からの友人が来ることなどをちょくちょく聞きました








そんな大切な人たちに、自信の持てない作品を見せられるでしょうか。







一日考えましたが、稽古が毎日楽しく、脚本も間違いなく今まで以上のクオリティで、作品の出来に大きな手応えを感じ、それがお客様の数として目に見える形になり、お客様のひとりひとりの反響から確かな手応えを感じる。







その理由が、やっぱりよくわかりません。 







ただし、今回、演劇を始めてから、初めてあることをしました。








全員揃っての集合写真です。















一人でも欠けていれば、この芝居は間違いなく成り立っていません。







それが、答えなのかもしれません。







この度は、ご来場まことにありがとうございました。







それでは、また次回。
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休演日の過ごし方

こんにちハモンセラーノ。柿に乗せて食うとうまいらしいです。







主宰です。







休演日と聞いて、皆さん何を思い浮かべますか?








休演日ですよね。







何言ってるんですかね。







そうです。休むべき日です。








本来ならば、自宅で英気を養うべき日です。








しかし、私はこの日、劇場にいました。








夢を叶えるために。








このためだけに自腹でプロジェクターを借り













このためだけにTOHOシネマズでバイトしている前田くんにポップコーンを買ってきてもらい














映画上映会です!














まずは、映画秘宝2015年トホホ映画ランキングでブッチギリの1位を獲得した「進撃の巨人」の唯一褒められている「協会で人が死にまくるシーン」を観て準備運動!









※ちなみに、本公演では、進撃の巨人前後編をみていれば抱腹絶倒の演出がありますが、誰にも気づいてもらえませんし、むしろ気づかなくてもなんの問題もありませんし、なんなら進撃の巨人前後編はわざわざツタヤで借りて観るような映画ではありません。ちなみに私は映画館で観てしまいました。









続々と人が集まってきましたが、男しか来ません。









むさ苦しい会になってきたので、「ロッキー」を観ることになりました。














ちょうど、「クリード チャンプを継ぐ男」が公開中ですしね!








ロッキーを生涯の一本に挙げ、毎月一度は観るという漢の中の漢キーチマンの








「俺、この、よく弾むボール持ってたんスよ」



「俺、意味もなく氷で頭冷やしてたんスよ」






「ロッキー頭おかしいッスよねwww」





「これとか吉本新喜劇でしょwww」







などの小話を聞いてゲラゲラ笑いながら観て








最後はみんなで漢泣き







「エイドリアーン!」って…ギャグじゃなかったんや…







「はぁ…デトックス」by田所輝一









その後、「ted2」を流し見しつつ、ダラダラし









注文していたブツをとりにいきます。







北池袋新生館シアターより徒歩10分のところにある







「僕と餃子の金曜日」の餃子!













いっぱい!















野菜餃子に肉餃子、白髪ネギ餃子にパクチー餃子!













やはり野菜がフレッシュでうまい!このパクチーのうまさは、パクチー専門店で食ったうまさだ!








自家製ラー油のせ白髪ネギ餃子も、やみつきになるうまさ!







お店で食べると、3種類のソースが選べるのですが、今回は無理を言って野菜餃子にかけてもらいました。







トマトソースと白みそソースと黒ゴマダレ!






信じられますかこのラインナップ!






合うんですよ!!!






肉餃子は写真でもわかるほどの肉汁!











観劇の際は、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょう!






僕と餃子の金曜日
フェイスブックページ
https://m.facebook.com/bokufriday/






さて、餃子を食べたところで。






メインディッシュが残っています。







これをどれだけ待ち望んだか…







これのためにどれほど頑張ったか…







これのために学生劇団の分際で休演日などはさむ傲慢さへの自己嫌悪とどれだけ戦ったか…












マッドマックス 怒りのデスロード












爆音!













絶叫!











セルフ4DX上映!!!











※映画で水が放出されるのに合わせ、水を撒く舞台監督と、それを浴びるウォーボーイ辻村篤。







ウオオオオオ!!!!V8!V8!V8!








ウィッネスミーーーーー!!!!









イモーーーターーーーン!!!!!









ウィーアーーウォーボーーーイズ!!カーマンクレイズィーウォーボーイズ!!!フックッスィッマッカッマンックレイッズィッウォーボーイズ!!!







本当に申し訳ありません。









このブログは、内輪ウケだけ狙ったなんの生産性もないブログが苦手な私が、初めての方でも抵抗なく読めるよう、細心の注意をはらって書いているつもりですが、






今回ばかりは無理です。







私にとって人生の一本となった映画






「マッドマックス 怒りのデスロード」







普段、死ぬほど飽きっぽく、どんなに好きな映画でも3回観ればもう観ない私が







映画館で11回も観てしまった映画







好きとか嫌いとか超越して、「完璧な映画」として私の中で君臨していた「仁義なき戦い」に並んだ映画。








「マッドマックス 怒りのデスロード」






プライベート爆音絶叫セルフ4DX上映。






素晴らしい休演日でした。






※翌日、無茶苦茶念入りに掃除しました。






土日のチケット、まだ若干予約受け付けております!





予約
http://ticket.corich.jp/apply/71254/tkn/






それでは、また次回

潰し合い

こんにち版権。気にしましょう。






主宰です。






こんな話を聞いたことがあります。






かの森繁久彌さんは、舞台に出演した際、






客席に向いている方の横顔で演技をし






舞台に向いている方の横顔をピクピクさせて、共演者を笑わせようとしていた。







どこで聞いたかも忘れた話ですが、確か父に聞いたのかな…面白いですね。









またこんな話もあります。







 
三谷幸喜さんは、自身の舞台の転換の際、スタッフに紛れて舞台上に紛れ込み






中井貴一さんに大福を手渡したそうです。






ちなみに中井貴一さんは、その場で大福を食ったとか。








そうです。







舞台はナマモノ。








潰し合いなのです。








こんなこと言うと、キャスト、スタッフにブチ切れられること必至ですね。






実際、高校のころ、まだ私が脚本書きつつ役者としても出たりしていたときは、アドリブの意味を履き違え、「本番だけ全然違うセリフぶち込む」ということをしては怒られていました。







今回の公演では、お客様の目の届かないところで、否…もしかしたら届いているかもしれませんが…









潰し合いが行われています。









完璧主義の独裁者で毛沢東と裸踊りができそうなほどだったかつての私は、笑いにも非常に厳しく、細かく細かく演出していました。






しかし、今回は脚本がギリギげふんげふん役者に丸投げょふぉんげょふぉん






役者さんを信頼して、ある程度の笑いのシーンも任せることにしました。






もちろん、喜劇のはひふへほだけはしっかり守ったうえで。






はずかしがらない


ひっかからない


ふざけない


へこたれない


ほんきでやる







この全てをクリアしたシーンはどうなるかというと。







本能に訴えかけてきます。







これは自画自賛しようとか、ウチらマジウケるサイコーパリピとか、そういう意味で言っているのでは断じてありません。






なるべくしてなるのです。







内輪ネタ、自虐ネタ、メタネタなどの長所は、ウケないリスクと引き換えの爆発力。






本能に訴えかけるネタは、なんといっても安定感が最大の利点。








この安定感がくせもの。







役者が笑う。






毎回笑う。







私も笑いますけども。







しかも、稽古を重ねるごとにパブロフの犬状態になってしまい、シーンが始まるだけで笑ってしまう泥沼に突入してしまいます。













彼が関わるシーンで、一つ、他の人が笑いすぎて本番まで一度もまともにできなかったものがあるほどです。














また、この三人が揃うシーンも曲者。








毎回変えやがるんです。






いや、変えてもいいと言ったのは私ですが。








よくそんなレパートリーがあるもんだと思うほど変えてくるので、不意打ちでやられます。







だってこの写真も、左の前田君、これ絶対笑ってますからね。笑い噛み殺してますね。ゲネプロの写真ですよ?信じられません。








もちろん、お客様にはたった一回の公演です。それでも楽しめるのですが、複数回になるとそれこそ、ラーメン二郎みたいなもので、ハマると止まらなくなります。






今回のゲネプロは、






そう、ゲネプロですよ?







お客様がいる体で、本番とまったく同じにしなければならない、ゲネプロですよ?








舞台袖で笑う!







照明、音響ブースでも笑う!







なんなら舞台上でも笑っている!















このブログを書くか、本当に悩みました。







「内輪で楽しんでる様子報告しやがって、腹立つんだよ。自分たちで楽しんでるだけの劇団ほどつまんねーものはねーからな!!!」







と、言われても仕方がありませんから。







かく言う私も、そういう考えの持ち主です。







しかし、今回は本当に面白かった。







本番をみてても、何度もみたシーンが、何度みても面白い。







終演後、役者さんたちが楽屋で、「あそこ笑っただろ!」「笑ってねえよ!」と罵り合う姿の、なんと滑稽なこと。







「俺、照明ブースでフツーに笑ってますよ」と、まるで悪びれない漢の中の漢。












内輪ウケと言われたらそれまでかもしれません。







 
しかし、内輪ですらウケていないものを、お客様にお届けすることはできません。







面白いと思うか否かは、お客様の判断にお任せします。








しかし、少なくとも私は(恐らく、私だけでなく)









舞台袖で、声を殺して笑っています。












それでは、また次回。

スタッフ紹介

こんにちハットリくん。かーいかいかい。それは怪物くん。





主宰です。





スタッフ紹介です。





フライヤーの順番で書きます。








演出助手
土屋佑












通称「卵王子」





私がいない間の稽古の進行を、一年生の彼に丸投げするという暴挙を働いていたにも関わらず、ひたむきに頑張ってくれました。





その他情報はキャスト紹介をご覧ください。








照明
田所輝一











通称「キーチマン」







照明ブースから下界に降りて性獣を発情させる漢の中の漢。






「斬新な照明にしてくれ」






と頼んだら、「いや…俺のは無難だって言われるタイプのなんで…そういうのはちょっと」とか色々言い訳する漢の中の漢。





あるシーンの照明に私が注文するも、やっぱり元のがよかったとわかり謝ったら、「こっちも色々計算してるんすよ」と不敵な笑みを浮かべる漢の中の漢。





田所輝一渾身の斬新な照明をご覧くださいとか書いたら、絶対「あのね、小劇場じゃ回路とか予算に限界あんだから。できることとできないことがあんの」って言ってくるであろう漢の中の漢。





「女はポイント制」という言葉は、私の心の辞書に書き記しておきました。








音響
野崎爽












通称「あ゛あ゛〜〜〜。あ゛あ゛〜〜〜。」





「あ゛あ゛〜〜〜としか言わない」とは鈴木杏奈の談。





私は半分しかそうは思いません。





喉に五円玉が埋め込まれているらしい。






だれが……なんのために……。






「斬新な音響にしてほしい」





と言って、出してきたのが、写真の「テルミン」という楽器。






あまりにも音色が斬新すぎて、私がついていけず使用は断念しました。本当に申し訳ないことをしました。






でもさぁ…回路の問題で音がなり続けちゃうテルミンとか…斬新すぎて…さすがに使い道が…






いや…そこをどうにかするのが演出の仕事ですね。






五円玉といい、テルミンといい、斬新が地を行く存在です。








舞台監督
木下千尋












通称「劇場のコロボックル」






一番奥の小人さんです。





なかなかお目にかかることはできません。





邪魔なモノを狭い場所に収納する習性があります。






自身も狭い場所を好むため、くぼみから突然現れてびっくりします。





本当に…足元の隙間から突然でてくるからもう…どっかトンネルでも掘ってるんじゃないかと…





それだけではありません。劇場のコロボックルは、思いやりに溢れたコロボックルでもあります。











唐揚げになる自らの運命を嘆き、雄叫びをあげるひよこに見えますが、コロボックルがそっと置いてくれた加湿器です。





また、コロボックルはいたずら好きでもあります。






ある重要な小道具を、恐る恐る頼んでみたら、「つくるよー」と二つ返事で作ってくれました。





本番でいたずらが観れるはずです。もしかしたら、コロボックルの姿も観れるかもしれません。






彼女とは高校のときからの付き合いです。数少ない、高校時代から同じ道を歩み続けている仲間。貴重で、そして大切な仲間だと思っています。勝手に。あくまで勝手に。








美術
野口紗綾












通称「農業美術家」




農業と美術のハイブリッド。





命を知らねば美術はできぬ。





平日は東京、休日は新潟に行く、ちょっと裕福なOLが一泊温泉旅行でリフレッシュみたいなことしてますが、やることは農業と製作。





フライヤーと衣装、美術担当です。





褒め言葉を沢山書いていたのに、全部消せと言われてしまいました。






何かけって言うんだよ…。





差し入れ、ケータリング食べ担当です。






ちなみに本業は彫刻と陶芸です。




あと農業です。




本業以外のことばかりやらされていますね。







振付 mix
佐藤俊











通称「パリピ」





真ん中の、ノースフェイスのバッグにビーツのヘッドホンという、大学生の流行りロイヤルストレートフラッシュの人です。





「ノースフェイスは流行る前から持ってるし、ビーツはDJ用だから」





ウェイウェイ系ダンスサークル所属のパーリーピーポー時々DJ。






天地がひっくり返っても私が仲良くなるような肩書ではありませんが、幼稚園の頃からの親友です。





幼稚園のころから、彼がモテてないところを見たことがありません。





つまり紳士なパーリーピーポーなんですね。





曲の編集と、ダンスの振付をやってもらいました。





稽古場にすぐさま溶け込む様はまさにパーリーピーポー。





彼が光なら、私は影。





キャストの一人に言われました。





「なんで、彼の友達が、お前なの?」





人生とはわからないものです。







鈴木あゆみ











通称「雑」





一年生なのに、しっかり制作業務をしてくれるしっかり者。






気配りもできるし、彼女が買ってきてくれた蒟蒻畑は、小屋入り中大人気。






が、











鈴木杏奈ちゃんが、お姉さん、否、お母ちゃんのようにあゆみちゃんの机の整理をしつけます。






「汚えな!綺麗にしたって言ってるけど、机の上とか下とかいろいろぐちゃぐちゃじゃん!」






と、楽屋に怒号がとびます。






奇しくも同じ鈴木。まるで本当の姉妹、母娘のような微笑ましさです。






雑さがなければ、礼儀正しく、優しい制作さんです。





あゆみちゃん「雑なの、すぐ直します!」






あんなちゃん「無理するな」









赤松真治
制作補佐












通称「ナンパ師」







最初は「パリピ」だったのですが、パリピの座は俊くんに奪われてしまったので、いつの間にかナンパ師になっていました。





別にナンパをしてたわけではありません。







ただ、ナンパ師の雰囲気をまとっていたのです。






ナンパ師に会ったことありませんけど。






以下、さすがに褒めます。






気が利く上に、気さくで、ユーモアのセンスもあり、場を盛り上げるためなら道化にもなる、本当にいい人です。





…あれ?これ、ナンパ師っぽいぞ…?













本当にナンパ師かもしれません。












しかも野球部だそう。












本当に……野球部って……。








以上、スタッフ紹介でした。





みんな大好きです。






最後に突然ロボトミー手術を受けて従順になったみたいなところで、終わりにします。







それでは、また次回。

キャスト紹介

こんにち八宝水軍。ドン・チンジャオのくだりで爆笑。







主宰です。







今回は、キャスト紹介です。







こういうことは本番前にすませておくものだと毎公演反省するのですが、反省できてませんね。






今までのブログで、「超イケメンの頼れる兄貴!」「稽古場のムードメーカー!」「清純派ヒロイン。かーわいいぞー!」みたいな、よくあるキャスト紹介が手が震えて脳が痺れて書けないみたいなことは書いてきましたが、






今回は、どんなキャスト紹介になるんでしょうか。






それでは、フライヤーの名前順で紹介していきます。








 川鍋知記











通称「人殺しの目」






ヘッドスタンディングしながら歯磨きをする様子です。






私はとにかく彼に役者なってほしい。






もうこの際、役者でなくともいいから、彼の内に秘めた化物を解放できるところで生きていってほしい。






ドスを持たせたことで彼のヤバさが露呈した第三回公演のあと、






久々に再会したとき、かつて野球部だった彼が、バットを入れる袋みたいなのを持っていました。







「あれ、野球すんの?」






「これ?三節棍!」






参考画像







川鍋くんは、義理堅い人物です。






「初めて芝居に出してくれたのがたかみなだから、今回は絶対出ようと思ったんだ」







本当にいい人です。






しかし、私は彼の全てを理解できる気がしません。






どうか、三節棍で事件を起こす前に、役者になって舞台で三節棍を振るってください。








三箇友維











通称「ケツの穴 痔りりこ」






現在通院中






それでも辛いものを食べようとします。







イケメンのはずなのですが、何故かそういう感じがしません。








痔の話をするイケメンは、いないという先入観があるからでしょうね。






独特のオフビートなユーモアのセンスがあり、最初は意味不明でも、段々笑えてくるようなことを言ったり、やったりします。







特に女性ウケがいいので、女性人気を獲得するべく、劇中でも多く彼のアイデアが採用されています。







前回は真面目な役をやってもらったのですが、今回はとにかく遊びまくれる役になってもらったので、イキイキしていて嬉しいです。











久野祐希奈












通称「もう中学生」







「もう中学生だもん!」と叫ぶ小6に似ているという意味です。








「好きな食べ物は?」と聞くと、「あまいもの!」と元気よく答えます。かわいらしいですね。







演技面では、叫ぶときほぼ必ず、厚切りジェイソンの「Why! Japanese Peaple!」とまったく同じ動きと発声をします。







ずっと気づいてましたが、面白いので放っておきました。







このブログをみて無理矢理直そうとして演技がグズグズにならないか心配です。あなたはそのままでいいのよ。






そうですね、人に何か言われると、小うさぎのように気にしてうまく力が発揮できないあたりも、小学生らしいかわいらしさがありますね。






しかし、ジャズヒ(ジャズヒップホップダンス)の女なので、踊っている時だけ大学生になります。







小学生と大学生と厚切りジェイソンの間を行ったり来たりする女です。






純粋な演劇愛に溢れているので、これからの姿もみたいです。











菅澤香雪












通称「ミスこんにゃく」







日芸のミスコンで1位を獲った女です。







学校に普段あまり来ないにも関わらず、ミスコンで1位を獲った女です。







日芸のミスコンの舞台パフォーマンスで、周りの候補者が真面目なパフォーマンスをする中、「奥華子のガーネットを流しながらモノマネメドレー」をして、1位を獲った女です。






実は物凄く不安なときでも平気な顔をしているので、試しに子ども扱いして「緊張してわけわかんないとこでトチってやんのーケケケー」とアオりまくってみたら子どもみたいに暴れだす、かわいらしい側面も持つ日芸のミスコンで1位を獲った女です。








例えミスコンでも、例え道で声をかけられまくっても、例え道で外人からキスを迫られても、ひとりのふつうの女の子なんだと教えてくれた人です。













鈴木杏奈













通称「カーマスートラ」







左から2番目の、族のナンバー2みたいな雰囲気で、ドラマだったら終盤で死んで1番左の総長が覚醒するくだりになりそうな人です。







彼女がインドなだけかと思ったら大間違い。








「今日、インドっぽいね」






「ちげぇよ!!!タイだよ!!!!!タイとインドの区別もつかねえのか!!!!!!」







と、この前ブチ切れられました。






彼女のシーンは毎回変わる上に、毎回舞台上でも袖でも役者さんが笑ってしまうので、役者殺しの女でもあります。







彼女は「劇団三すくみ」という劇団をやっていて、そこに私が脚本を書き下ろしたのですが、








とにかく脚本が難航し、「早く台本かけや!!!!」という画像まで作らせるほど待たせてしまったので、頭が上がりません。











辻村篤














通称「デブゴンゲ」








デブゴンゲの歌








デブデブデブデブデブゴンゲ×3







デブの国からやってきた♪







弁当頼んで待つ間 ♪








食べちゃおホイップメロンパン♪








ラーメンチャーシュー丼おいし〜♪







ついでにアイスも食べちゃった♪







デブデブデブデブデブゴンゲ×3








デブデブの国の王子様♪











前田敏光













通称「フランケン」








TOHOシネマズの男。







以前のキャスト紹介では、優しいとか、温和とか書いた気がします。








しかし







最初の稽古で、渡す脚本もないので暇つぶしに心理テストをやってみました。








男性脳と女性脳のテストをしたのですが、








どちらの数値も群を抜いて低かったのです。








それ以来、「心がない」「サイボーグ」「フランケンシュタイン」と散々な言われよう。








「ニンゲン、ナンデ、イジメル」








と言いつつ、しかし写真の表情。








もしかしたら…彼は本当に…。










佐々木愛














通称「性獣」







何故、「性獣」なのか。






「なんで!?ヨガだからダルシムじゃないの!?」とお思いでしょう。








それは、本公演をみていただければわかります。









前回公演では、唯一の1年生としてしおらしくしていた彼女ですが、








最近では、「うるせぇバカヤロウこの野郎ファッキュー」と中指を突き立ててきます。私だけに。あれ…?







そうです。普段は本当に気配り上手というか、好かれるの上手というか、小分けにしたお菓子を終演後お客さまに配る気の配りようには頭が下がる思いでした。








弱点は自尊心の強さくらいでしょうか。しかし、そんなものは長所とも言えますからね。








私にできるせめてもの反抗は、ブログにあることないこと書くことくらいです。








土屋佑













通称「タスクワガタ」








※公民館の太い柱にへばりつこうとするタスクワガタ








本当は演出助手です。









しかし、演出助手役で出演しています。








最初、「何かしらの形で関わってほしいんだけど、役者と、演出助手と、当日制作と、どれがいい?」と聞いたら








「かけもちしている団体との兼ね合いもあるので、演出助手で…」







との答えが返ってきたので、その時点で「よし出そう」と思いました。







低姿勢なイイコちゃんだと思ったら大間違い。川鍋くんと同じ臭いがするときがあります。







そういえば、二人とも野球部。







まさか…野球部って……。











以上、キャスト紹介でした。







みんな大好きです。






最後の最後に急激に偏差値の低いことを書いたあたりで、終わりにします。








次回はスタッフ紹介です。