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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 04/26/21:55

牛丼戦争episode1

こんにちハイキングウォーキング。彼ら最近見ませんね。
 
 
主宰です。
 
 
今回は牛丼のお話。
 
 
皆さんは、「めしばな刑事タチバナ」という漫画をご存知でしょうか。
 
めし好き刑事が、B級からC級グルメまでを網羅し、圧倒的知識量で事件を別に解決しない、断じて「食いタン」とかそういうのとは違う漫画です。
 
 
これを読んでからというもの、C級グルメへの見方が変わりまして、色々試しているのです。
 
その中でも、単行本第一巻、二巻に収録されている「牛丼」の話は、強く印象に残ります。
 
内容は色々ですが、要約すると、「吉野家、松屋、すき家は方向性の違いはあれど横ばい」みたいな感じでした。他にもインディーズ牛丼の話とかありました。
 
 
確かに、当時は私も異論はありませんでした。
 
 
かく言う私はすき家派で、理由はチーズ牛丼を偏愛し、かつ、高校の近くにあったのがすき家だったからです。
 
味噌汁の満足感を推す松屋派の弟、伝統と味と店員の技術を推す吉野家派の父で、激論を交わしたのも今は昔。
 
 
そう、この巻が発売したのはおよそ3年前。
 
 
この3年間で、否、もっと言えば、消費税増税を境に、この牛丼御三家のパワーバランスは変わったと私は見ています。
 
 
あえて批判を恐れず言うなら…。
 
 
 
「 吉野家一強時代 」
 
 
 
続きはまた明日。
 
おやすみなさい。
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パンケーキ

こんにち幅跳び 東京オリンピックを楽しみに思う人と不安に思う人で分かれますよね。
 
こんにちは、主宰です。
 
前回JAIL HOUSE ROCKに出演した人とスタッフさん数名とパンケーキをたべました!


 
とっても美味しかったです!
 
渋谷と青山の中間?あたりにあるお店なのですが、穴場的スポットにあるとてもよいお店でした!
 
パンケーキ自体の美味しさは言わずもがな!しっとりとふんわりを併せ持ち、ほのかな甘さに笑顔こぼれます。
 
軽い生クリームにバニラアイス。ふんだんにトッピングされたフルーツとの相性は抜群で、あっという間に食べてしまいました。
 
女子みたいにアングルや照明気にしながら写真撮って、トイカメラ風やヴィンテージ風に画像加工して(上の画像もちょっとしてみました)、女子会風のトークをして、ブログに「♡」と「(≧∇≦)」をふんだんに使いながらアップ!
 
を目標にしていたのですが、お腹が減っていたのでほぼ無言でたいらげ、食べながらする唯一の話題はラーメン二郎の話。
 
参考画像


 
…パンケーキと二郎って似てませんか?
 
アッ、ゴメンナサイゴメンナサイ!パンケーキもスターバックスもサブウェイも二郎とは別物ですゴメンナサイゴメンナサイ!
 
なんだかんだいって、一番女子会っぽかったのは、食べ終わってからの愚痴大会でしたとさ。
 
おしまい
 
…あああっ!
 
本当にきのこの森に関係が無い!
 
え、えーと、次回作ですが、贋作家の話になる予定です!
 
こうして、ヒントとしても漠然としすぎているなけなしの情報を小出しにしていこうと思います。
 
それでは、また次回。

食べることとは生きること

こんにちハクビシン。たまにそれらしき生物を見かけては走って追いかけます。

 
主宰です。

 
初めてのグルメカテゴリでの更新となります。
 
もうお分かりの方も多いとは思いますが、私は食べることに人一倍執着があります。
 
食費を削ってひもじい思いをすることだけは回避しますし、稽古のときのご飯休憩もすごい長くとっちゃったりします。
 
でも、間違ってはいないと思うのです。
 
ご飯を楽しみにせずして何を楽しみに生きろというのでしょう!
 
あと、私はよく寝ないとダメな人です。
 
寝なくても平気な人って本当にすごいと思います。得してる気がします。
 
でも、お布団を楽しみにせずして何を楽しみに生きろというのでしょう!
 
閑話休題
 
そして私は、ラーメンが好きです。
 
若いからというのももちろんありますが、最近はそれだけではありません。
 
数多のグルメジャンルがありつつ、なぜラーメンの食べ比べに人は奔走するのか。
 
私は、「値段がほぼ同じだから」ということに気づきました。
 
ざっくり言うと、日高屋等の大手チェーンの最安ラーメンで390円程度。最高額はなんか池袋で「一番高いラーメン」と言い張っているめんたいつけ麺が1250円と仮定します。
 
これでもその差は1000円ありません。
 
 
しかもこれは極端な例で、平均的なラーメン一杯の値段は、600〜800円程度です。
 
この、たかだから1000円以内の中に、全てが詰め込まれ、味の探求が凝縮されているのです。
 
ほかのグルメではこうはいきません。イタリアン、中華、ハンバーガーでさえ、チェーン店の安いものと高級店の高いものの開きは歴然。「比べようがない」のです。
 
1000円以内、狭い店舗、少ない従業員。ほぼ全てのラーメン店が同じ制約の中で味を磨く。だからラーメンは面白いのです!
 
また、それだけに、競争率の高さも一つの要因でしょう。ラーメン店は全国で毎年3500店舗がオープンしていると言われています。しかし、ほぼ同じ数が閉店に追いやられます。3年続けば御の字。ほとんどが半年で潰れてしまうそうです。
 
この入れ替わりの速さが、ラーメンファンを飽きさせないのでしょう。
 
残酷な話だとも思います。実際、高校時代の青春のラーメン屋さんは、高校生には450円でラーメンを食べさせてくれて、しかもランチタイムは半ライス、サラダ、杏仁豆腐から2種類選べてどう価格というとんでもなく良心的な店だったのですが、別れを告げる暇もなくいつの間にか消えてしまいました…。
 
また、大学に入ってから池袋ラーメン巡りをしているのですが、ここ2年で30店舗回って、内2店舗が潰れてしまいました。美味しかったのに!そして、新しい店がどんどん増えています!きりがない!
 
多くの人に手が届く値段で、競争率が高く、味の良さ一本で勝負!ラーメンは、ロマン溢れる食べ物なのです。
 
ラーメン食べたくなってきました。ラーメン食べてきます。
 
またラーメンの話つづくと思います。
 
それでは、また次回。
 
おまけ
 
最近食べた、池袋の「Hulu-lu」(フルル)のピリ辛まぜSOBAくっそうまかったです


 

クセ

こんにちハンニバル。レクター博士ですね。
 
主宰です。
 
「クセ」ということですが、クセのあるものといえば。
 

 
そう、香菜(シャンツァイ)。又の名を、パクチー。又の名を、コリアンダー。
 
(厳密にはシャンツァイとコリアンダーは違うんでしたっけ?発育過程が違かったような…)
 
主宰はパクチーをはじめとしたクセのあるものが大好きです。
 
肉なら羊肉が一番好きですし、チーズはクセの強いものが好き。調味料もナムプラー(魚醤)をあれこれぶっかけます。
 
写真はピータン豆腐ですが、そう、ピータンも大好きですし、シャンツァイもドサドサのせます。こんなに酒の進みそうなものを作っても、下戸のお供はご飯とトマトジュース。
 
先日、中華料理店で頼んだピータン豆腐に、コリアンダーが乗っていなくて憤慨しました。ネギだけじゃ足りないんです!
 
世田谷に、「パクハウス」という、なんとパクチー料理専門店があるそうなので、一度行ってみたいですね。

 
なんの話かというと、私の大好きな「クセ」が、作品にも反映されてしまうということです。
 
個人的には、誰もが楽しめる、愉快痛快エンターテイメント以外の何物でもないと思って作っているのですが、

 
「コメディでは…ないよ…」

 
と言われてしまう始末。
 
それでも楽しめれば結果オーライじゃねぇかと思うのですが、「価値観の違い」というのは非常にやっかいなものです。

 
例えば、JAIL HOUSE ROCKでは、金に汚い、金のためなら全て捨て去る父親が登場しました。

 
この父親に関して、役者の意見や、お客様のアンケートの中で、「なぜここまで金に執着するのか」というものがありました。
 
私としては、役者にも普通に、「サイコパスだからだよ」との一言で済ませていたのですが…

 
果たして、サイコパスというのは私が思っているほど認知されているのでしょうか?

 
ちなみに、サイコパスについて、Wikipedia先生から一部引用させていただくと

 
良心の異常な欠如
他者に対する冷淡さや共感のなさ
慢性的に平然と嘘をつく
行動に対する責任が全く取れない
罪悪感が全く無い
過大な自尊心で自己中心的
口の達者さと表面的な魅力

 
と、あります。
 
これを一部でも知っていれば、「ああ、感情が欠落した人なんだな。だから、お金しか信じられないんだな。」とわかると思うのですが…
 
そもそも、サイコパスという言葉に触れる機会が日常生活にそうあるでしょうか?

 
つい最近、パソコン遠隔操作の犯人が、まだ無罪を主張しているとき、「犯人はサイコパスなんじゃないか」と、言ったことで一躍脚光を浴びましたが…。
 
知らない人のほうが多いように感じます。
 
これは、万人に受け入れられるエンターテイメントを目指す私としては、あまりよろしくありません。
 
ですが、ほとんど無意識なので、気づかないことが多いのです。
 
笑いに関してはもっと恐ろしい。
 
高校のときにやったお芝居で、「ポチョムキン」というワードを入れて個人的には死ぬほど面白いと思っていたり、「ゴーストバスターズ」のネタを書いて一人で笑い転げたりしていたのですが。
 
いざ公演してみたら、客席はシーーン…。

 
高校生は、戦艦ポチョムキンも、ゴーストバスターズも知らなかったのです。

 
…あれは本当に身の毛がよだちました……。

 
…もともと面白くないシーンだったんじゃないかとかについては言及しないでください、

 …。

  
とはいえ、クセがまったく必要ないと言ったらそれは違います。

 
だって、そんなありふれたものどこかの誰かが作っているからです。

 
それに、解釈の違いなんてあって当たり前です。流石に高校生相手に戦艦ポチョムキンのネタをぶち込むのは無謀ですが、作品についてどんな感想を持つかはお客様の自由なのです。

 
…まぁ…それでも気になってしまうのが人情といふもの。

 
これからも「ネギ」と「パクチー」のギリギリの境界線を探して、作品を作っていきたいと思います。

 
それでは、また次回。