忍者ブログ


きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/29/20:34

フライヤーについて


 
こんにちハラキリ。スキヤキ。テンプーラ。
 
 
 
主宰です。
 
 
 
フライヤーの話をしていませんでした。
 
 
ご覧の通り、表と裏でもうデザインが全然違います。
 
 
今までは、表も裏も大体私のイメージでつくってもらっていました。
 
 
 
(本当は、表で力尽きて裏は丸投げしていました)
 
 
 
しかし今回は、美術担当の野口さんが表のデザイン。裏のデザインを私が。というように分担しました。
 
分担とはいっても、技術面は完全に野口さんに頼っているので、全然偉そうなことは言えません。
 
 
私は典型的なアナログ人間でして…
 
裏面のコラージュですが、完全にアナログです。
 
画像やら写真やらを白黒印刷して、それを紙にペタペタ貼ったり、ひょいと乗せたりしてるだけです。
 
さらにできたコラージュをiPhoneで撮ってパソコンに送るというもう小学生レベルの技術力。
 
しかし今回は、あえて画質を悪くする予定だったので、それでなんとかなりました。
 
 
実は、裏面の新聞記事も、贋作事件に関わる記事だったりします。
 
美術作品の写真は、ネットからひろうものは綺麗に撮れたものばかりなので、私がフランス旅行に行って撮ったものを多く使ってます。
 
私は人混みが苦手なので、どうしても人混みを避けて変なアングルで撮影してしまいます。
 
ミロのヴィーナスに至っては後ろから撮りました。後ろ、誰もいないんですよ。
 
だからこそ、不思議な雰囲気がでてよかったかなと思っています。
 
また、他にも、実在する贋作の絵があったり、仕掛けがちょこちょこありますので、探していただけるお暇な方がいたら泣いて喜びます。
 
 
 
しかし、本当に大変なのは表でした。
 
 
デザイン自体は、美術の野口さんが「ミニマルっぽいのにしよう」と決めていました。
 
ミニマルとは、ざっくり言うと、シンプルなものといっていいでしょう。
 
 
これが難しいんです!
 
 
微妙な構図、色のバランスで、印象がガラリと変わってしまいます。
 
「簡潔で効果的」であることと、「物足りなさ」は紙一重。
 
もう何度も、「そもそものデザインからかえちまうか」と悩み…
 
「ミニマルっぽいのなんかにしなきゃよかった」と苦しみ…
 
 
 
そんな紆余曲折を経て、完成しました。
 
 
 
このフライヤーを一言であらわすと
 
 
 
表面と裏面の殴り合い!!!
 
 
 
主宰と野口さんがデザインで戦っているのです!!
 
 
 
ミニマルとゴテゴテの戦いです!!
 
 
 
かたやアッサリ!かたやコッテリ!
 
 
 
正直、シングルCDにA面とB面があるように、表と裏が互いに主張しすぎるのは良くないのかもしれません。
 
 
しかし、これは野口さんと私の共通認識で、
 
 
 
フライヤーはどうしてもこだわりたいのです。
 
 
 
大きなお芝居を観たとき、たくさんのフライヤーをもらいます。
 
その中で、カッコいいフライヤーがあると、やっぱり手にとってしまいますよね。
 
私は、気に入ったフライヤーをストックしてあります。
 
公演は全然観にいきませんが…。
 
何といいますか、そういう、作品と少し離れた場所のものにこそ、その作品の本質が表れると思うんです。
 
宣伝というのは、集客、身も蓋もない言い方をすれば、お金のためにするものかもしれません。
 
 
しかし、「この作品を知ってほしい」という純粋な気持ちから生まれる宣伝は、人の心を動かします。
 
 
 
私は、いい宣伝をみると、「この作品はスタッフに愛された作品なんだなあ」と思うのです。
 
 
 
だからこそ!
 
 
 
まずは自分が愛する!!
 
 
 
だからこそ!!
 
 
 
毎回フライヤーには口うるさく注文します!!!
 
 
 
野口さんには
 
 
 
「1ピクセル単位で注文する主宰」
 
 
 
と、呼ばれてしまいました。
 
 
1ピク主宰ですね。
 
 
 
フライヤーにとどまらず、音響やら照明やら制作業務にも大体こんな感じです。
 
こんな贅沢は、優秀なスタッフがいなければ成り立ちません。
 
本当にありがたいことです。
 
 
 
…書いてて本当に申し訳なくなってきました…。
 
 
 
今度…吉野家とか奢ろう…。
 
 
 
…足りないですね…焼肉ですね…。
 
 
 
というわけで
 
 
 
フライヤーは表と裏の殴り合いであり、主宰はわがままという話でした。
 
それでは、また次回
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら