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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 05/18/14:15

初めての取材旅行〜序章〜

こんにちはっさくゼリー。これです。















なんとも力の抜けるデザインですが、味は優しく、美味しかったです。







主宰です。






長らく沈黙を守ってきましたが、やっとネタができました。














広島に行ってきました。








一人で









友達がいないとかじゃありません!






取材旅行です!








「取材旅行」








夢にまでみた取材旅行が、やっと実現したのです。






思えば、取材への憧れは高校生のとき。






何かの本で、「とにかく作品つくるなら取材しなさい」とか書いてあったんですよ。






思い出しました。井上ひさしさんです。






彼は物凄い取材をする方で、井上ひさしが新作を書くときは、その関連書籍が神保町から消える。とさえ言われていました。





もう一つは、「仁義なき戦い」をかいた、笠原和夫さん。






この方も筆舌に尽くし難いほど取材をする方です。
仁義なき戦いだけでも、実際に関わったヤクザの人に話を聞くのはもちろん、当時の出来事の年表をつくるのです。
なんと六畳間が端まで埋まるほど。
さらに広島弁の字引きまでつくってしまい、しばらくの間慢性標準語失調症に陥り、広島弁しか書けなくなってしまったというのですから、はっきり言って狂っています。






私も先人を見習おうと思っていたのですが…重度の人見知り故難しく…せいぜい本やネットの記事を読むくらいしかできませんでした。






唯一頑張ったのは、高校三年生のとき、別れさせ屋の事務所に依頼という名目で電話し、


「あ、あ、あの、所属工作員の年齢の幅ってどんな感じですか?」

「…は?」

「え、えっと、18歳くらいの工作員の方っていらっしゃるんですかね?」

「え、え、ええ…それくらいから大体40代半ばあたりまで…」

「あ、あばば、ありがどございまじだ。」


不審者もここまで不審にはならないという不審者ぶりで情報を聞き出したのがせいぜいです。










大学に入り、劇作コースの教授に言われたのは、


「日芸の生徒はね!取材が足りない!」


もうこれはやるしかないと思いました。









ですがやっぱり面倒くさいので1回、2回公演ではできず、3回公演では参考になりそうな本を買って読みました。





「贋作」をテーマにしたのですが、ネットにほとんど情報がないんですね。本を読んだら、目から鱗の話が沢山書いてあって、それを話の下敷きにしました。






大学内で戯曲の公募を行い、某劇作コースの講師の方が選評してくださり、それが本?になるものがあります。
私は贋作の話を応募したのですが、それに対する講師の方の評価に


「実話を元にしていると書いてあるが、いったい何を元にしているというのか。リアリティがうんたらかんたら」


と、書いてありました。





しかし、私は言いたい!大人気ないことがわかっていても言いたい!
多分、本当にちゃんと取材したのか?こんな事件知らねえよ。というニュアンスが少なからず含まれてるんだと思うんですが…。





ネットで調べたって出てきません。そもそも、事件として扱われてすらいないのですから。





作品で取り扱った事件について個人名を入れて調べても、「画商が線路に身を横たえ自殺した」というデータしか出てこないのです。





この事件を個人的に追っていた記者の方の本を読んで、「公式に残らないこんな面白い事件があるのか!」と感動し、脚本にしたのでした。






だからその辺まで見て欲しかったんですよねー!誰も知らない。誰も知らないからこそ、「嘘か本当かもわからない」それと贋作の特性をひっかけたつもりだったんですがねー!っかー!!!





この、「ネットに何でも書いてあるわけじゃない」ということは、非常に大きな発見でした。










とは言え、その講師の方の批評にこうも過敏に反応してしまうのは、心当たりがある証拠。






私には、「生きた人の言葉」が足りないとわかっていました。






しかし人見知りです。






続く「別れさせ屋」をテーマにした話では、別れさせ屋の事務所に取材依頼のメールをするところまで行ったのですが…。
あえなく無視されてしまいました。











いつになったら取材ができるのか…。
どうしたら取材ができるのか…。










数ヶ月ほど前、上演するだけでなく、何かに応募してみようと思い、どうせなら興味はあるけど暗すぎてとても上演したくないようなテーマを扱おうと思い立ちました。






テーマは「少年犯罪」について。





小学生の頃から「夜回り先生」の本を母に勧められ読んでいました(読み終えて初めて、小学生の読むもんじゃねえとわかりました)。






また、父の集めていた「多重人格探偵サイコ」(これも、読み終えて初めて小学生は読んじゃいけないものだと悟りました)やら逆転裁判やらなにやらの影響は確実にあり、今日に至るまで私は犯罪をはじめとする「闇の世界」に、大きな興味があります。







今までも取り扱ってはきましたが、あくまで面白おかしい範疇を超えない程度。
今回は、真面目に取り組んでみようと思ったのです。






…アテはないけど…。







どうしようかなあ…と思いつつ、とりあえず、脚本教則本のルールに則り、「人に話して面白そうな反応しなかったら変える」ということを地道にやっていたところ。







私がただひたすらダラダラしゃべくるのを熱心に聞いてくれた、前回公演に出演した佐々木愛ちゃんが…









「あの…弁護士さんの知り合いがいるんですが…お会いしますか?」









…………えっ?










是非!!!!!!!!!!!!









広島!?広島にいる方なの!?









そうか!!!じゃあもういっそ広島行っちまうわ!!!!!!!!









一ヶ月後

















というわけで、広島について書きます。






前置きだけでこれだけの長文。久々のブログ更新とあって気合十分です。
本当に、何人いらっしゃるか、ゼロかもわかりませんが、読んでくださった方、本当にありがとうございました。






そして佐々木愛さん。本当にありがとう。






それではまた次回。
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はあべえ

こんにちはあべえ。





主宰です。










こんにちはあべえ。









何のことでしょうか。







私がかなりお世話になっているカフェレストランです。





























見てわかる通り、スターバックスが「現代」だとしたら、「明治か大正」くらいでしょうか。クリームソーダがあるあたりハイカラですからね。







とはいえ、旧時代の遺物感は否めません。






実際、来るお客さんもおじさんおばさん、否もうお爺ちゃんお婆ちゃんが多いこと。





杖、車椅子は当たり前。






隣にダンス教室があるので、突然立ち上がり練習するおじちゃんとおばちゃん。






カウンセラーだか弁護士だかに「眠れなくて……薬も飲んでて……旦那の暴力が……」とか涙ながらに訴えるおばちゃん。





まずスタバではお目にかかれません。







そう、ここに来ることになったきっかけは、スタバにあります。











高校時代、私はよくスタバにこもって脚本を書いていました。










まぁ待ってください。高校生の癖に生意気だとか、金持ちのボンボンがとか、そんなんだから友達が少ないんだとか、ちょっと待ってください。





当時は、スタバがまだちょっと珍しかったんですよ。





それこそネットで、「スタバの頼み方がわからない!」「ショートってなに!?」というのが話題になってたくらいですから。





オシャレとは程遠い私もスタバなんて恐れ多くて、最初はファミレスのドリンクバーで粘って脚本書いてました。





ただ…ファミレスって…場所によりますが、高確率で追い出されるんですよ。






ましてや高校生です。そして私は昔から弱そうに見えるのか、よく道を聞かれたり、電車で座ってただけなのにサラリーマンに悪態つかれながら膝を蹴られたりするので、まあ店員さんのストレスのはけ口にされるわけです。





「お食事でないならお帰りください」って……席ガラガラじゃん……あと隣の中坊6人グループにももっと強くいいなよ……俺ちゃんと頼んでるのに……






そんなんで、なんだかんだドリンクバーと何かしら頼んで安くても5〜600円はしますし、私は食いしん坊なので大抵何か食べちゃいますから安く済まない上に、居心地が悪い…








そんな中、発見したのがスターバックス。





父がスタバのヘビーユーザーだったので、ちょくちょく付いてったりしてたんです。





そこで知ったのが、コーヒーが100円(税抜)でお代わりできる制度!コーヒーのショートが280円(税抜)なので、これは良い!





しかも、スタバは「サードプレイス」を打ち出しているので、追い出したりなんかしません!(詳しくは本を読んでみてください。スタバの経営理念はそれはそれは素晴らしいものです)





こうして、私なりに居心地の良さ+コストパフォーマンスの良さを考えて、スタバでこもって脚本を書いていたのです。






あの頃はいい時代でした。スコーンとか美味しかったなあ…そうそう…なーんだかんだ頼んじゃうんだよなあ…。席まで新発売のケーキの試食もってきてくれたり…。









しかし…








空前のスタバブーム到来





高校3年から大学1年の間でしょうか…そのくらいから、席の確保が難しくなってきました。





私なりに分析し、「9〜10時と、ランチタイムは席が空く」ことを発見し、その時間を狙ってなんとか始めのうちは席を確保していたのですが…。






次第にスタバ人気はエスカレート。商品を買うための列のほかに、席に座るための行列ができ、「休むために疲れる」という本末転倒な事態には驚きを隠せませんでした。また、1度だけではありますが、「お食事お済みでしたら席をお譲りください」と言われた時は本当にショックで…。





何より、中高生が増えたことですよ!!!!!!





でけえフラペチーノ飲みながらペッチャクチャペッチャクチャ!う、うるせえ…金持ちだな最近の女子高生は!!!!





かと思えば、6人で来て1人だけフラペチーノ頼んで居座ってるバカ!!!!!!!!マックでやれ!!!!!!マック可哀想だけど!!!!!!






スタバは孤独な人達の「第3の家」なんだよ…!!!!!「ステータス」じゃねえんだ!!!!!何が「ゴディバフラペチーノ」だよ!!!!!ゴディバ行け!!!!!






と、自分が高校生であることも忘れてイライラし、次第にスタバから足は遠のきました。










その後しばらく当てどなくカフェチェーンを回るも、どうもしっくりこない……どこも混んでるし……。





安息の地を求めて彷徨い続け、決して駅から近いとは言えない場所に、見つけたのです。









「はあべえ」を。












元々はサイゼリヤに行くつもりでした。





しかしまぁ〜混み合ってまして、人が並んでるんですよ。サイゼリヤに。サイゼリヤに並ぶって何だよ、世紀末じゃあるまいし。ブツブツ…





サイゼリヤは、あの、でかいスーパーとかデパートの上のほうの階って、飲食店が集中してるたりするじゃないですか。あんな感じの中の一つでして、その隣にあったのが、「はあべえ」だったんです。





満席のサイゼリヤの隣で





はあべえには客ゼロ





まさに寂れたカフェ…否レストラン…カフェレストランか…。チェーンに慣れたお子ちゃまの私にはいささかハードルが高かったのですが、意を決して入りました。





コーヒー400円。嗚呼、コンビニコーヒー100円の時代に、スタバより高い。味は普通だ。俺はもうちょっと酸味が弱いほうが好きかな。んん?あ、これ何杯でもお代わりできんの?じゃあお得かなあ。











それから、ちょくちょく通うようになり、段々愛着が湧いてきました。





そこそこ店内が広いのもあって、まず半分以上席が埋まることがありません。





今となっては相当な回数来て、朝から晩まで滞在しましたが、満席になったことは1度しかありません。





しかも、中高生だけのグループを見たのは、本当に大袈裟でなく一回しかありません。





それこそ、サイゼリヤや、隣のイトーヨーカ堂にあるしょぼいフードコート(本当にしょぼい)にたむろしているんですね。だから静かで居心地がいいんです。






さらに付け加えると、トイレが店舗の外にあるんですが、そこから下の階のブックオフに行けるんです。





疲れたらちょっと息抜きに行ったりします。そのまま漫画買ってはあべえで読んで帰るとかしちゃいます。何してんだか本当に。





通いまくるとコーヒーもなんかこれ実はすげえ美味えんじゃねえかという気すらしてきます。





あと、なんだか、絶妙なツッコミどころが…愛らしいというか…









レストランなので、古き良き王道のファミレスみたいなメニューがあるわけです。





その一つが揚げ物メニュー。トンカツやらエビフライやらですね。





どうやらこれを推しているらしく、揚げ物メニューのポップが店の前に置かれてたわけです。





そのキャッチコピーが








「金曜日はフライデー」














あ、ああ…揚げ物の「フライ」と、金曜日の「フライデー」をかけてるのね。ハハ。洒落がきいてるね。オシャレだ。ハハハ。







しかし、その下に小さめに








「※毎日やってます」














えっ…?なに?えっ、言いたかっただけ!?ダジャレ思いついたから言いたかっただけなの!?





うわほんとだ!!べつに金曜日だからって安くなるわけじゃねえ!!本当にただ事実としてダジャレが書いてあるだけだ!!コラ一本とられたわアッハッハ!!!





消費増税時の価格変更によって、この謎のダジャレポップは無くなってしまいました。写真撮っとけばよかった…。









また、店にある8種類のケーキをコンプリートするかしないかあたりの頃(ちなみに、モンブランと林檎のシブーストが1番美味しいと思ったのですが、みんなそう思うのか割と売り切れます。人気なら入荷しとけや)






なんとはなしに外の食品サンプルを眺めていたら














あれ、コーヒー回数券なんてあるんだ。





11枚綴りで、1杯分タダとかかな。コーヒーしか頼まねえし、いっそ買っちゃうかなあ…悩むな…。









ん?





11枚で2100円?





コーヒー1杯、400円だよな…。















半額以下じゃん!!!!!!






400円が190円くらいになんの!?なんで!?俺が2年半働いた顧客満足度No.1を目指しながら実際は薄利多売で非正規雇用者割合ランキング堂々の第5位サン○クカフェより安いじゃん!!





店内には一切そんなお得情報は書いておらず、「み、見つけないで〜」ってくらいさりげなかったので(写真は最近のもので、以前は照明焼けして写真も文字もカスれていた)、なんかの間違いじゃないかとドキドキしながら「こ、コーヒーチケットください」と言ったら、ちゃんと2100円でした。






採算とれてんのかなこれ…まあコーヒーは原価安いって言うけど、それにしたってなあ…。






こういうところに心奪われてしまい。すっかり常連です。





マジの常連なのに絶対に顔覚えられないのも良いんですよ。覚えられると緊張しちゃうので…。









半年くらい前、家の近所(徒歩30分)に、コメダ珈琲ができました。私はコメダも大好きなので、最近ははあべえとコメダを交互に行ってます。





現在、右肩上がりで業績を伸ばし、店舗数もどんどん増えてるコメダ珈琲。





その背景には、「セルフ疲れ」があるそうです。





スタバやドトール、店舗に社員がおらずバイトに全ての負担を押し付けるサン○クカフェなどに代表される、セルフ式のコーヒーチェーンが時代を席巻しましたが、人気がでたことで慌ただしい店舗ばかりになり、「少し高い値段でも、ゆったり寛ぎたい」というニーズが高まってきたというのです。





私だけじゃなかったんですね。スタバややたら新メニューを増やしその度に厨房や冷蔵庫を狭くして店員の負担を増やすサン○クカフェにたむろする中高生に辟易していたのは。






ついにはあべえに時代が追いついた!と思ったんですが。








日曜日の18:00現在、店内に私だけです。










こういうところがまた、好きなんですよね。











あまりに落ち着きすぎてブログ書き始めたら2時間半たってるみたいなのが玉に瑕ですが…。








最後に、「はあべえ」という気の抜けた店名はなんなのか。







何故、
「僕、はあべえってとこによく行ってるんです」
「は?なに?は、はぁ…?」
「あの、ひ、ひらがなで、はあべえ」
「はーべー?」
「いや、はの次、あです。」
とかめんどくさい下りを誘発する店名なのか。







その答えがこちら。













はあべえ=HARVEY






…そ、そっすか…。








それでは、また次回。

ブログになにを書けばいいのでせう

こんにちハーグ条約。よく知りません。ハグハグ食べちゃダメとかそんな感じですか?





主宰です。






書くことがありません。






仕方が無いので、気がついたことを書きます。












今、電車なのですが






前に座ってる若い女性が、サンダルを履いてまして






その親指が











おじいちゃんにそっくりのすごい水虫なんですね。











もう、おじいちゃんとそっくりなんです。なんか、その、手の施しようがない感じが。





女性って大変だなあと思います。










女性といえば







女性ファッション雑誌をみるのが最近面白いです。






発端は、親しい人に「そろそろファッションの勉強をしなさい」と何度か言われてまして





そんな…流行りものなんて…別に興味ないし






と、思ってたのですが







私、究極のオシャレは「黒スーツに黒細ネクタイにサングラス。冬はロングコート」だと本気で思っていて。それはクエンティン・タランティーノの「レザボアドッグス」とガイ・リッチーの「ロックストックアンドトゥースモーキンバレルス」を観て感化されてしまった高校時代から変わっていないことに気づき






男性ファッション誌を読もうと思ったのですが






「こんなwww表紙のモデルとかけ離れたやつがwwwメンズナックルとか読んでやがるぜwww」





とか思われるのが嫌なので…





ウォーミングアップに、コメダ珈琲に置いてある女性ファッション誌を読み始めました。






女性ファッション雑誌ならね、「この人、なに考えてるんだろう…」程度で済むじゃありませんか。






しかも、傍らに落書きノートをおいて、スケッチしてればあら不思議!





美術系にみえる!






と、こんな調子で女性ファッション雑誌を読み始めましたが。






へぇ〜、こんなのが流行してるんだあ〜。






というのをある程度把握した上で街に出ると






あっ、あの人、流行取り入れてる!


あっ、あのデニムジャケット、ぜってータンスの奥から引っ張り出してきたな


ロゴパーカーってやっぱ根強い人気だなあ


ガウチョとか履いてるやついねえじゃん








と、世の中の流れのようなものがみえてくるんですね。










この、「流れを知る」というのが結構大切でして。









やはり、なにか作品をつくろうと思ったら、「みんなの空気」を知り、感じたものを「自分の表現で出す」というのが大切になってくる、といろんな本とかで学びました。






まあ、天才やらなにやらは違うとは思いますが、私は多くの人が楽しめる作品をつくりたいので、世の風潮を知ることが結構大事なんですね。









新聞を読めと、そういうことですね。







新聞の話は耳が痛いのでやめます。










今、目の前に、中学生の女子と思われる5人組がいるんですが






ディズニーの色違いのTシャツを着て、他のパーツは制服で揃えてるんですね。





制服ディズニーとぺアルックディズニーのハイブリッド






しかし私は見逃しませんでした。







最初、ちょっと2:3で分かれていたことを








…女性って大変ですね。






ディズニーを否定すると怒られるイメージがあります。実際怒られますし。






私も、ピクサーと、ピクサー加入後のディズニーアニメーションと、オリエンタルランドは好きなんですけどね。






全部合わせて「ディズニー」なんですね。






ただ、僕は、全肯定することがファンじゃないと思うんですよね。












ファンといえば







最近、あらゆるもののネットのレビューをみないようにしています。






よくみると、匿名であることをいいことに適当なこと書いてる人が多いこと多いこと…





私、感想というのは、「〜が良かった」より、「〜が好き」という表現のほうが、カドが立たなくていいと思うんです。






だって、好みじゃないですか。「なんであそこで綾野剛死ぬの!?サイテー!」とか、好みじゃないですか……。








かといって、私、食べ物のことはネットで調べてるわけですよ。







しかし、食べログとは少し距離を置いてまして






今は「Retty」ですね。






これ、Facebookと連動させないと使えないんです。ほぼ実名でやるわけですね。






だから、ほとんどのコメントが丁寧で、優しいんです。






その微妙なニュアンスの違いから、おお!ここは良さそう!と探すのが精神衛生上かなりよろしい。










逆にいえば…実名だと良くみられたくて…






匿名だと、偉そうなことを言いたくなる…






歪みを感じずにはいられません。






この辺で終わりにします。






そろそろ……面白いネタを探してきますので……存在を忘れないでいただければうれしいです……。







それではまた次回

ふくふく食堂との絆

こんにち半透明。煮え切らないですね。






主宰です。







皆さんは、このブログでも何度か取り上げている、ふくふく食堂を覚えていらっしゃるでしょうか。






私の通う、日本大学芸術学部のほど近くにある、1人焼肉のお店です。

















カウンター席にIHヒーターが備え付けられており、自分でお肉を焼いていただきます。
















ご飯、味噌汁、サラダまでついて、日替わりランチ650円から。肉のボリューム感、野菜の優しさ、ご飯はブランド米のつや姫…その圧倒的なコストパフォーマンスにひもじい学生の私は感動し、半年くらい前から通いまくっています。

















スタンプカードもあっという間にたまってしまいます。















日付をみればわかると思いますが、もう一時期の頻度は病的ですね……。







その病的な愛は暴走し、第3回公演では舞台美術にふくふく食堂の絵を自分で描き































※印象派絵画風なので、遠ざかるとリアルに見えるのです。






Twitterで、「ふくふくうまい。ふくふくうまい。絵まで描いちまったぜ。フヘヘヘヘ」みたいなことを書いていたら







なんとふくふく食堂公式Twitterアカウント様から「素敵な絵をありがとうございます。よろしければお店に飾りたいです」






と、連絡いただきまして…。







お店に飾っていただきました(今でも飾って頂いております)。

















それからというもの、本当にふくふく食堂の方にはよくしていただいて……。前回公演では、お店にフライヤーを貼っていただきました。

















ありがたいことです。






いくら「ふくふく食堂の回し者だ」と言われようと、私は愛し続け、布教し続けることでしょう。








そして…








ふくふく食堂に愛を注ぐ信仰者がもう一人…



















暴食怪獣デブゴンゲこと、辻村篤くんです。












彼の布教活動は、SNSで画像を紹介し続けることでサブリミナル効果を狙う内気な私と違って、アクティブそのもの。






あるとき、後輩に会って、「おいしいつけ麺屋さんしりませんかぁ〜?」と聞かれ、ふくふく食堂に案内したそうです。






一歩間違えば詐欺ですが、その後輩もハマったようで、結果オーライです。






そんなアクティブ極まる布教活動を続けるデブゴンゲくん









ある日、その愛が一線を越えました。








「たかみなさん。ふくふく食堂に、メニューを提案したいんですが、一緒に来てもらえませんか。」









たこ焼きの時といい…愛が暴走してギリギリの禁忌に触れてしまいがちですね…







と、思ったのですが、丁度店長さんに、「お客さんから、私の1番好きな食べ方。みたいなのを聞いてみたいとも思ってるんだよね〜」と聞いたあとだったので、これはちょうどいいと、お店に向かいました。






辻村くんが提案したのは、「鶏ちゃん」






「けいちゃん」と読みます。岐阜の郷土B級グルメで、キャベツや鶏肉を、ニンニクの効いた味噌で炒めたものです。






これを、何だかデキるビジネスマンみたいにiPadでプレゼンしたデブゴンゲくん。







すると、店長さんがおもむろにキッチンに入り







チャチャチャチャッ〜〜


















「こんな感じですかね?」










えっ、ええええっっ!?!?










「おかげさまで学生さんのお客様が増えて、いつもお世話になってるので、どうぞ」










い、いやいやいやいや!!私どもは何も!!こちらこそいつもいつも……










「ご飯食べますか?」










いやいやいやいやいやいやいやいや!!たった今ランチをご飯学盛り(550g)でいただいたばっかりですので!!!!








半分くらいお願いします。










うっ、うめえっ…!!焦げた味噌が香ばしくて…ご飯とまらねえっ…ハムッ!ハフハフっ!ハムッ!!







学盛りごはんをたらふく食べた後でも、まるでデザートは別腹とでも言わんばかりに平らげてしまいました。





学盛り参考画像









「検討してみますね。また何かやってほしいっていうものがあったら、言ってください」








あ、ありがとうございます!!










〜2日後〜




















はやきことかぜのごとし!!!!!







もちろんいただきました!

















なんという幸せ…メニュー誕生の瞬間にも立ち会ったので、思い入れもひとしおです。







スポーツマン風の大学生が、「トリちゃんお願いします!」と注文していたのが、可愛らしかったです。







もちろん、辻村くんも

















又、岐阜出身で鶏ちゃんにはひと一倍思い入れのある、前回キャストの河合さんと、特に思い入れのない前回キャストの三箇くんも食べてました。








いつでも、最後まであったかくごはんが食べられて、お店の人もあたたかい。そんな大好きなお店と、こういった関係を築けて、本当に嬉しいです。






フライヤーやポスターなどがあったら、貼ってくれるそうなので、大学関係や劇団などのポスターがありましたら、ぜひお願いしてみてください。きっと店長さんも、学生の活気が入ることを喜んでくださると思います。







そして!ブログをご覧の老若男女の皆様!江古田にお立ち寄りの際は!ぜひ!ふくふく食堂に行ってみてください!!








以上、そろそろグルメ以外の話題がほしいと思いつつそれしかないブログでした。







それではまた次回。

古典大好き

こんにち張り手。どすこいですね。





主宰です。






ここ最近は、公演に関わってくれた人や、公演に関わってくれそうな人を口説くために、ご飯を食べに行ったりしていました。




面白い話でもあれば書くのですが、私の嫌な性格がでて、どんな会話も真面目な話にいつの間にかシフトさせてしまい、くだらない、楽しい話があまりありません。





久々に、何てことはない、日常のぼんやりとした気づきのようなブログを書くことにします。









先日、色々とあって、劇作家を目指す(という体の)人たちが沢山いる場所に行きました。





自己紹介をしたのですが、そこで、「好きな戯曲を言え」というのです。







…マズイ。







私は本当に戯曲を読みません。





戯曲読むくらいなら、小説読みたいんです。






唯一、三谷幸喜さんの作品は多く知っているつもりなのですが、三谷さんは「後世に残るのが恥ずかしい」という理由で、絶対に戯曲集を出したりしないので手に入りません。





自分でもおかしなことを言っているのは自覚していますが、もう事実なので隠しだてしません。






仕方がないので、戯曲集がないのに、三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」と、映画なのに「仁義なき戦い」が好きだと言い放ち、苦し紛れに「喜劇とヤクザが好きです」と、軽いジョークでひと笑い取ってお茶を濁しました。






その後、老若男女、若い人では19歳。老人では還暦間近の合計60人くらいの「好きな戯曲」を聞きましたが。






びっくりするほど極端なのです。







「最近みたやつ」か「古典」







最近みたやつ。は、わかります。私もミーハーですから。新鮮な記憶というものは、時に人生を変える程のものと錯覚してしまうものです。







ただ…古典に関しては…。







正直、「ベスト」に選ぶ理由はわかりません。







わからないじゃないですか。







映画に例えますが、例えば、おじさんが黒澤明が好きだったり、仁義なき戦いが好きだったりするのはわかります。





なぜならその当時「最新」だったからです。





もちろん、優れた芸術は時代を超えるものですが、加えてその作品が生まれた時代に生きていたとあれば、そりゃあ思い入れもひとしおでしょう。





しかし……シェイクスピアとか……何百年前ですか……。






オイディプス王に至っては……紀元前ですよ……。







何度も言いますが、時代を超えて愛されているからこそ、今の時代にもこうして残っているのはわかります。






ただこう……それを1番好きだと言えるのは……。






誤解を招く言い方になりそうで怖いのですが……要するに、ギリシャ悲劇が好きな人って、「紀元前の感性」だってことなんじゃないかと思うんですよ……。





いやほんとうに、「脳のカタイ老害め!」とか言ってるんじゃないんですよ!?なんだか、お若い方まで、「シェイクスピアが好きです」って言ってたりして、す、すげぇー。よくわかるなあんな難解なセリフ。とか、びっくりしてたんです。





古典に限らずですが、美的センス、時代背景、精神状態、エトセトラ…芸術作品には、その時代を生きた人にしかわからないものが、きっとあるはずなんです。





「全ての物語は出尽くした」とはよく言いますが、だから古典が最高!というわけではなく、過去の産物にその時代のエッセンスを混ぜ、化学反応を起こして新しいものを生み出すことが、「創作」なのではないでしょうか。






だから……別に最近のが好きでもいいと思うんです……。






…。







これ、自分に言い聞かせてますね。








そりゃあ私にも羞恥心はあります!あの空気の中に入ればわかりますよ!!






エンタメ好きとか言っちゃいけない空気!!!!!





喜劇好きとか言っちゃいけない空気!!!!!!






ただわからないものはわかりませんよ!!!!!!







窓に向かって「おお愛しのジュリエット」とか、LINEでなんでも済ませる時代の人間にはやっぱり心から共感することなんてできません!!!!





ぜぇ……ぜぇ……









大学の、演技の授業では、よく古典劇を取り扱うといいます。






果たして、どういう意図でやっているのでしょうか。






役者を目指す人の話をきくと、内面のことばかり考えているような気がするのですが…






内面というのは、人間が知恵を授かったときから変わらないと思うんです。







大切なのは、内面を型取る「器」ではないでしょうか。






いわば、人間の考え、心、魂というのは、水のようなもので、器によって、水そのものの性質は変わらなくとも、外から見える形は変化し続ける。そういうものなのではないでしょうか。





「男女が愛し合う」ことは、普遍です。しかし、時代によって、それが許されず、家と家に引き裂かれたり、LINEですぐ繋がれたりする。






「普遍的なものを、どう見せるか」というところが、創作において必要不可欠なものの一つであることは、確かだと思うのです。







……なので、個人的な話をさせてもらうと。






作家さんが、命を懸けて書こうとしてるのは、実は外側の部分なんじゃないかな?





セリフの端々や、小さな所作、使っているモノ、背景、そういうところにこそ、価値があるのであって…






古典劇についてはわからないので、研究もせずに好きと言うと、同じく脚本を書くものとして作者に失礼だと思うから、私には言えません。






「普遍性があるから良い」という言葉でくくってしまうのは、私は、他の名作と一緒くたにしている気がして、嫌なのです。







以上、私は自分の好きなものについて色々調べるので精一杯なので、古典について深く理解のある周りの演劇好きの方が凄いなあと思いましたというブログでした。






……皮肉っぽい言い方ですが……本気で思っています……。





それに、この意識を変えるべく、また、もやもやに決着をつけるべく。





次回公演は、古典劇を絡めた内容になると思います





それでは、また次回。
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