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『面白い』芝居 |
こんにち廃部。悲しいですね。
主宰です。
コメディ多めといって、コメディをやらない嘘つき劇団に成り下がりつつあるきのこの森ですが
ならば何を目指しているのかというと
面白いもの
あっ!!!
そこのあなた!!!
今、胡散臭いと思ったでしょう!!!
とりあえず気持ちだけ突っ走ってて、思想も何もないからとりあえず言葉ボヤかしてシンプルにまとめることでカッコつけてると思ったでしょう!!!
それが悩みなんです…
私のつくりたいものを、細かく書きますと
まず、前提として脚本が面白いこと。ここで言う面白いとは、「スピード感」「笑い」「どんでん返し」おもにこの三つに分けられます。テーマやメッセージについては直接面白さには繋がらないので割愛しました。まずスピード感。息もつかせぬ展開、小気味よいセリフのテンポは、理屈を超えて人を高揚させます。次に笑い。言わずもがな、これがもっとも面白さという曖昧な言葉を具現化してくれます。芸術とは答えのないものであり、答えのないものを探求する葛藤こそがその本質であるとは思います。しかし、笑いはある程度の答えを作り手に示してくれるのです。そしてどんでん返し。これがもっとも難しい。どんでん返しとは言いましたが、最後にあっと言わせるだけがどんでん返しとは思っていません。お客様の「虚をつく」こと。これを拡大解釈してどんでん返しとしました。人は、自分の期待や、考えをうまく裏切られると、一種のカタルシスを得るものなのです。「えっ!?こうくる?」「あっ、こう笑わせてきたか!」わかりきった展開、わかりきった笑いには、安心感がありますが、私はそれと逆のものが好きです。見るものの心が揺さぶられ、観終わった後は心地よい疲労感がのこるような。舞台は終わればそこでおしまいです。お客様に残せるものは、その後味、余韻しかないのです。これらを全て兼ね備え、かつ、作家独自のテイスト、独特なテーマ、メッセージが重なって始めて、面白い脚本が出来上がるのだと私は信じます。さて、ここまではあくまで脚本のみに焦点を当てたものなので、ここから役者、演出、その他スタッフ業務の方面から、私の目指す「面白いもの」を掘り下げようと思うのですが
読み飛ばしますよね。
一言にまとめられないのです。
あまり間違ったことは言っていないし、わかりにくくもないという自負はあるのですが…
きのこの森とは!というのをなんとか一言で表現したい!
かつての三谷幸喜さんは、「他にはない、ウェルメイドの喜劇」という売り文句でした。素晴らしい!
劇団 新★感★線も、私の勝手な解釈ですが、「ハデで、新しくて、カッコいい歌舞伎」といった感じで、もうすぐにどんな芝居かわかります!
そういうのがほしいのです!
無いということは…ブレているということなのでしょうか。
しかしこの、「面白い」という言葉が私には憎たらしくすら思えてきました。
便利すぎるのです。
こう、「興味深い」とか、そういった意味合いでも使われてしまうじゃないですか。
なんか、わけわかんない芝居なりアートなりをみて、「なんかわかんないけど面白かった〜」と言っておけば許されるという風潮。
ありますよね!?
あと、褒め言葉としてだいたいどこでも使えてしまう。
例えば、コメディだったり、お笑いだったり、ギャグだったりしたら
「笑える!」だけでいいじゃありませんか。
でも、笑える。という言葉を使うと、なんかわけわかんない人は、「笑えただけか…本当は深みやテーマがあるのに」とか傷ついちゃったりほんとわけわかんないですよね。「泣けた」にも似たようなことがいえます。
だから、なんか、色んな意味を込めて、「面白かった」という言葉でお茶を濁してしまうわけです。
私は言いたい!
「面白い」という言葉を無闇に使わないでいただきたい!!
そうでないと、「面白いものをつくりたいんです」と言いづらいんです!!
せっかく「ヤベエ」とか「スゲエ「パネエ」とか、軽い言葉があるわけですから、そっちを使いましょう。
お肉も、A4ランクまでは「ヤベエ」A5ランクになったら「面白い」
意味は不明ですが、これくらいの差別化をしてもらわないと、「面白い」ことが目指すべきものではなくなってしまう可能性だってあるのです!
面白いという賛辞は社交辞令じゃないんです!
本当に面白いと思うものにしか使ってはいけないんだ!
そこで私は提案します。
今まで「面白かった」と言っていたところを
「わかった」
にしませんか?
だって、これくらいのニュアンスで「面白かった」と言ってること多いと思いませんか?
この作品、ただ受け入れましたよ。別に批判しようというわけではありません。褒めたくないわけじゃないけど、手放しに褒めるのも嘘くさいでしょう?
だからこそ、「わかった」
そして、目の前で感想を求められたりしたら
「あなたがわかった」
これはすごいですよ。褒めてもけなしてもいません。ちょうどいい表現ではありませんか。
あなたのやりたいこと、あなたのレベル、わかりました。私はそれを受け取りました。おしまい。
この程度がちょうどいいと思うんです。
「面白い」という言葉に、具体性を!
そうすれば、単に「面白い」ことを目指しても胡散臭くなくなるんです!
チョーシにのったノリとテンションだけの駆け出し中学生ユ○チュ○バ○みたいにならなくてすむのです!
…
叫んだところで世界は変わらないので
なんとか自分の芝居の特徴を一言で表せる言葉を探します。
しかし…次はアクションとダンスだ!とか言ってるから…もう自分でも自分がわからないですね…
それではまた
それではまた
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嘘 |
こんにち歯ブラシ。一体何を使うのが正しいんでしょうね。
主宰です。
久々の更新です!
これから頑張ります!
これを今まで何度言ってきたでしょう!
やっと脚本が書きあがりました。
前回よりは早いので許してもらうことにしました。
ダメです。やっぱり早いにこしたことはありません。
今回の内容なんですが
悪どい贋作商売をする二人組。順風満帆だったが、ある日、贋作がばれてしまいます。
「この贋作はほとんど完璧です。しかし、意図的に残されたミスがある。」
贋作とはなにか、価値観とはなにかを問う、ある贋作家と画商の成功と破滅。
とかそんな感じになります。
しかし…ある日スタッフにツッコまれてしまいました。
きのこの森のプロフィールには…
コメディ多めの劇団
と、書いてあります。
「コメディやったことなくね?」
う、うわあああああああ
い、いやいや、前回のJAIL HOUSE ROCKはかなりコメディだったはずですし、前々回のTIME BOMBは…まあ…うーん…
とにかく、やってないことはないんです!
と、思いたいのですが…
やはり、私は喜劇が好きなので、だからこそ、自分がやっているのがコメディではないという自覚はあります。
しかも、今回はいつにも増して喜劇感がありません。
というよりもう悲劇です。
悲劇という表現はもっと名作に使うべきだと思っているので、
私なりの言葉を使うと
「マイルド韓国映画」
…いやぁ…好きなんですよ…韓国映画…
冷静にみてみたら、これが一番当てはまりますね。
中学のときからなんですが、3本に1本は、マイルド韓国映画っぽいものを書きたくなってしまいます。
やっぱり…笑いの部分を考えるのって、本当にヘトヘトになってしまうんですね…
あと、飽きっぽいので、色々とやってみたくなってしまうのです。
もう本当にテイストが全然違うので、どう思われてるのか気になって仕方ないです。
以前の作品を観てくださった方は、その違いも含めてお楽しみいただければ幸いです。
これからは本番に向けて色々な報告ができるよう頑張ります。
上野小劇場にて
11月28日(金)19:00
11月29日(土)14:00/19:00
11月30日(日)13:00/18:00
ぜひぜひご来場ください!
「Need Speed Greed」公演情報 |
きのこの森第三回公演「Need Speed Greed」
世界の美術館にある美術品のうち、2割は贋作である。
1960年、重要文化財の壷が贋作だと判明した。
1982年、三越デパートの展覧会の作品47点中46点が贋作だった。
2014年、ネットで60作以上の贋作を売った男が逮捕された。
この作品は、ごく普通の贋作家とインチキ画商の成功と破滅を描く、
実話をもとにした物語である。
2014.11.28〜30▼出演
阿南萌花
恩田學
川鍋知記
佐藤和
辻村篤
前田敏光
▼チケット(前売り)
一般 1800円
学生 1500円
*当日は200円増し
*27日よりご予約開始となります。
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おじさんパラダイス |
こんにちはじかみ。全部食べる派です。
主宰です。
最近、映画をよく観ます。
夏休みが終わっても辛うじて継続中です。
逆に…今まで全然観てなかったことを後悔しています…劇作コースなのに…
足繁く通うと、面白いこともあるものでして。
その日、ヒューマントラストシネマ渋谷で「悪魔は誰だ」を観ておおいに感動し、余韻に浸っていたのですが、
恐らく70歳前後と思われるおじいさんが、「あれはどういうことだったのかな?」と話しかけてきました。
「悪魔は誰だ」は、映画的手法を非常に上手に使っています。
あ、これ、必見です。絶対観てください。
お母さんにも熱く語って観てもらったら、「面白かったけど、あんまり予備知識ほしくなかった!(*`へ´*)」と怒られてしまったので、多くは語りませんが、とにかく観てください。
これが監督第一作ときいて、大いに落ち込みました…。
今度ブログで、韓国映画特集やります。
閑話休題
そんなわけで、おじいさんに説明しました。
そのあとも、ひとしきり韓国映画のことを語り合いました。最近公開しているものは大体観ていて、私もたまたまほとんど観ていたので話が会いました。
これの前に観たのが「イントゥ・ザ・ストーム」だと言っていたので、結構パンクなおじいさんだと思いました。
そしておじいさんに「メアド交換しましょう!観ても吐き出す場所がないからさあ〜」と言われ、それは私もそう思っていたので、交換しました。
初めて映画で友達(70歳前後)ができました!
こうして、大学以外の交友関係を地道に広げていこうと思います。
…友達ほしいです…。
おじさんといえば
私にとって、天敵であり、その生態がまったくわかっていないのになぜか映画や演劇の客として出没するおじさんがいます。
「作中謎のタイミングで笑うおじさん」
あなたにも、覚えはありませんか…?
きのこの森の公演にも、二度ほどあらわ…否、来てくださったのですが…
本当にやたらめったら笑うのです。
きのこの森の作品は喜劇にしようと努めていますが、ツーといえばカーというように、まるで呼吸するかのように笑うおじさんがいらっしゃるのです。
しかも、その人だけかと思ったら、他にもいたのです!
映画を観ている時にやたら笑う!
「ガーディアンズオブギャラクシー」ならわかりますが…
「悪魔は誰だ」なのですよ!?
タイトルに「悪魔」なんてついてる映画で!内容も、ある幼女誘拐事件が時効を迎えた瞬間同じ手口の誘拐事件が起こった!犯人はいかに!?という骨太サスペンスで皆さん必見の傑作なのですぞ!!
おかげで集中できませんでした…。
そうなのです。こういうおじさんがいると、お客様だけでなく、舞台の場合役者までリズムが崩れてしまうのです…。
かといって、やはりお客様はお客様です。咳やクシャミ、いびきならまだしも、「空気読んで笑ってください」などとは口が裂けても言えません。
何のための喜劇かと!笑ってもらえればそれでいいじゃありませんか!
…そこまで大人にもなれない21歳。
やりばのない悔しさを噛み締めて生きてきましたが…。
「悪魔は誰だ」の、謎のタイミングで笑うおじさんは
クライマックスに近づくにつれ、笑いが消えてゆきました。
本当に人の心を掴む作品は、観客が誰であれ作品の世界に引きずりこむのだと学びました。
まだまだ修行が足りません。
それでは、また次回。
更新が遅れているのに牛丼の話 |
こんにち白磁。磁器土は固くてこねるのが大変だそうです。
主宰です。
すき家が、深夜営業をやめました。
正確には、24時間営業の店舗のうち3分の2の深夜営業をやめました。
ここ数ヶ月のすき家は、まさに動乱の時代。
まずは、2月に起きた鍋の乱。
小さな鍋に入った牛肉を、固形燃料で加熱する糞面倒くさい商品が発売。
しかも定食メニューはご飯おかわり無料。
アルバイトへの負担が激増し、嫌気がさしたアルバイトたちが続々辞め、激減。
悲劇は続きます。
消費増税により、ほとんどの飲食店が値上げに踏み切る中。
なんと値下げを敢行!!
牛丼並盛250円(税込271円)という驚異的なコスパで、牛丼愛好家たちの間では、逆に不安になるとの声が上がるほど。
その不安は現実となります。
ニュースで散々報道されているように、アルバイト一人に店を任せるワンオペ。過酷な14時間労働。バイト離れは止まらず、都内の多くの店舗が、営業時間短縮、営業停止になりました。
「パワーアップ改装中!!」の張り紙と「アルバイト募集!!」の合わせ技の虚しさたるや…。
さすがに追い詰められたすき家は、まずは牛丼を値上げ。並盛270円(税込291円)
そしてこの度、営業時間の見直しが行われたというわけです。
私は、すき家のチーズ牛丼が大好きでした。いつもチーズ牛丼でした。
たまにねぎたま牛丼とか、明太高菜牛丼とかを挟むのも好きでした。
それがいまや!!
100円だったトッピングが120円(税込130円)に!!チーズに至っては140円(税込151円)!!
どうせ値上げすんなら、値下げして期待させんなよ!!
チーズ牛丼にタバスコつけるくらいなら値下げしてよ!!タバスコ使わねえよ!!
と、世の牛丼愛好家たちは嘆き悲しんだことでしょう。
すき家愛好家たちは、すき家を捨て、松屋を目指します。
そう…松屋には…味噌汁がある…。
牛めし280円に味噌汁無料は嬉しい…。
そういえば380円のプレミアム牛めしとか出してたけど、別にいいや…。
しかし、券売機の前で手が止まる牛丼愛好家たち。
!?
プレミアム牛めししかない!!
(一部店舗では通常の牛めしもあるそうですが、ほとんどの店舗がプレミアムに切り替えました)
実質値上げじゃねえか!!
プレミアムしかないなんて…何と比べてプレミアムなんだよ!!
だったらキムカル丼とかにしちまうか…否!俺は牛丼愛好家だ!牛丼が喰いてえんだ!!
絶望に打ちひしがれ、路頭をさまよう牛丼愛好家たち。
思えば、牛丼愛好家には辛い世の中になってきたような気がします。
なか卯は探すとないし…すためしどんどんは牛丼を捨てたし…チカラめしは都内に9店舗まで激減したし…
しかし、忘れていないか!
原点にして頂点!
吉 野 家
素晴らしいですね!
いや、もとより吉野家派が多いことはわかっております。
しかし私は知らなかったのです。
だって…ずっと豚丼から…牛丼再開してもちょっと高めで…豆腐ののつまた牛すき鍋丼でお茶濁してる感じとかがなんだか…敬遠してたんですが…
ご飯も機械からボトッて落ちてくるのじゃなくて、業務用おひつで炊いてるし
牛肉部分は言わずもがな鍋でぐつぐつしてるし
普通においしいし
税込300円だし
あれ…?
今、吉野家がアツいのでは!?
チーズトッピングも100円だし!!
牛野菜焼き定食も結構おいしかったし!!
まんまとハマっております。
ここは吉野家
味の吉野家
牛丼一筋
はちじゅう〜ねん〜
(こんなくだらない文章で更新が遅れているのが情けないです。)