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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 04/25/23:56

喜劇のはひふへほ

こんにち発狂。たまにしかけますね。




主宰です。




お久しぶりです。お元気ですか。









現在、劇作家協会の戯曲セミナーというものに(今更)通っているのですが、




そこで劇団「柿喰う客」の主宰であり劇作家であり演出家の中屋敷法仁さんにお話を伺うことができました。




私が嬉しかったのは、中屋敷さんが話の中で、「演出家はコック。脚本はレシピ。役者は素材」という比喩表現を使っていたことです。




これ!オレもそう思ってた!



ブログにも書いてるし!!




いつのかは忘れたけど!!




でも書いてるし!!!!!!




「そんなたとえ話が共通したくらいでえばってるんじゃねえよ。集合的無意識って知ってるか?まったく文明的に交わりがなかったとされるアジアと西洋の神話に、偶然とは思えないほど類似点が見つかることとかあるんだよ。だから中屋敷さんと貴様が尻の毛一本でも共通してるなどという認識はすぐさま捨てろ」と、思われる気持ちもわかります。




でも、なんだか本当にうれしかったんです!!!









と、いうわけで、今後もこんな嬉しいことがあったときのために、ブログに自論を書いてみようと思います。










それは



「喜劇のはひふへほ」








脚本を書き始めた頃から、ずっと「喜劇」にこだわってきました。




高校卒業時のテーマ研究(卒業論文のようなもの)では、「笑いについて」を、本から得た知識をまとめたり、自分の書いた脚本や行った公演から分析しました。




その割に、クライマックスが暗くなる脚本ばかり書いてはいますが…




それだけ!喜劇というのは難しいのです!









そんな、一度もまともに喜劇をつくれたことのない私が、もがきながら一応辿り着いた一つの自論が




喜劇のはひふへほ




久々のブログなので、気合いが入って前振りが長くなってしまいました!良く考えたら自論を言うだけの恥ずかしい内容を引き延ばすなんて愚の骨頂ですね!さっさと書きます!










「恥ずかしがらない」


役者はもちろんですが、脚本、演出にも言えることですね。ちょっとでもかっこつけようとすると、シラけます。

当たり前のことのように思えますが、意外とできない人が多いのも事実。堂々とやったほうが、逆に恥をかかないもんです。







「ひっかからない」


笑い、特に「間の笑い」は、笑いの中でもっとも繊細です。
シビアですが、台詞に詰まったり、動きで引っ掛かったりせず、滑らかに、段取り通りにやらねば絶対に失敗します。

「演劇はハプニングありのライブ感がいいんだ!」という意見はもちろんわかりますが、お客様にお見せする以上、完璧な形にしておくのは大前提なのです。







「ふざけない」


ほしがらない。ギャグに走らない。とも言い換えられますね。こういうことをする人は、大抵自分に自信がない人です。反応がない。怖い。だからお客さんに媚びる。

お客様を舐めすぎです。そういう笑いは間違いなく見破られます。もし笑ってもらえたとしても、それは「嘲笑」です。







「へこたれない」


お客さんの反応だけは読めません。自信のあるところで反応がなかったり、逆に思いもよらない所でドッと沸いたり。こればかりは本当にわからない。

だからこそ、どんなことがあっても平常心を保つ!今までの自分を信じる強い精神、信念が必要なのです。






「本気でやる」


本気でやらなきゃ笑えないんだ!!

笑いを軽くみるな!!笑いを馬鹿にするな!!!

逆に悲劇の方がラクだろ!!目薬さしときゃなんか感動的になるんだから!!!

ばかばかしいことを本気でやる!そこから真の笑いが生まれるんですよ!!!!!!








というわけで




喜劇のはひふへほ




は 恥ずかしがらない

ひ ひっかからない

ふ ふざけない

へ へこたれない

ほ 本気でやる





でした~~~。




あくまで自論ですし、これから変わるかもしれませんし、「ひっかからない」が伝わりにくいというのをどうにかしたいと思うかもしれませんが、だれか「喜劇のはひふへほ」とか言い出したら、言いだしっぺは俺です!!!!!!




そんなことずっと考えてたら気づいたら日々が過ぎ去っていたというブログでした。




それではまた次回。
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