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きのこの森

  
きのこの森とは、高野水登が主宰するコメディ多めの演劇団体。
そんなきのこの森の活動記。

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  • 04/04/13:33

テーマ

こんにち恥ずかしめ。受けたくないものですが、受けねば成長しませんね。





主宰です。









公演が終わって三週間もたとうとしています。






私にとっては、あっという間です。個人的なことで恐縮ですが、えもいわれぬ多幸感に包まれていて、キャストやスタッフとも未だに繋がっているような、そんな恥ずかしすぎて後で消したくなるようなことまで書くくらいの心境です。




実際、何人かとは遊びにいったり、ご飯を食べたり…。月並みな劇団の、月並みな関係を続けている自分に、小さな成長を感じています。






以前までは、もう2度と人と触れ合いたくないし、芝居もしたくないと家に引きこもり、腰の痛みや胃の痛みなどのおそらくストレス性と思われる体調不良と戦いながら、一ヶ月以上かけてゆっくりと健常者に戻っていく作業をしていたものです。










恥ずかしついでに、皆様の記憶が薄れたところで、恥ずかしいことについて書こうと思います。






「テーマ」についてですね。






…これの恥ずかしさとは長らく戦ってきました。これからもその戦いは続くことでしょう。




そもそも、高校のころ、なぜコメディを、コメディでなくとも、エンタテインメントを書こうと決意したかといいますと。





テーマを決めるのがイヤだったんです。





考えてもみてください。








テーマですよ?








たかが高校生のガキが「テーマ」だの「思想」だの「世界に訴えかけたいこと」だの言ったところで…所詮はガキの戯言ではありませんか。





大体、お金をもらわないとはいえ、お客様に貴重な時間を割いていただいているのですから、そこで面白くもない子供の支離滅裂な思考を無理矢理聞かせてお帰りいただくなんて臆病者の私にはとてもとてもできません。





そんな自己嫌悪からくる陰々滅々とした考え方から、私のエンタテインメント&コメディのスタイルは生まれました。





それからずーーーっと、「思想なんていらねえ。面白ければいいんだ」という意思で脚本を書いてきました。





脚本術の本にある「テーマを設定しましょう」みたいな部分は無視しました。





しかし、「ただ面白いもの」を突き詰めた結果。





テーマがあるほうが面白いんじゃないか…?





という結論に一周まわってたどり着いてしまったのです。





正直、気づかないようにしてたんですが…名作と呼ばれるものは全てに例外なく、大黒柱のごとく作品を貫く「テーマ」があるものですよね。





別に名作が作りたいわけではないので、相変わらずエンタメ&コメディのスタイルは守っていこうと思うのですが…






面白くなるなら話は別です。





恥ずかしながら。第三回公演「Need Speed Greed」では、「芸術の価値を決めるものは何か」というテーマを設定しました。





自分も昔から美術が好きで、絵がうまくならなくて離れてしまった身なので、書いててかなり苦しく、最終的に「純粋な芸術は全ての価値観をぶっ飛ばす」みたいな着地点にしました。





嗚呼、恥ずかしい。しかし私は書きます。こんなときくらいしか書けませんから。私は私を切り売りすることでしかブログすら書けないのです。





そして、今回のテーマ。






あ…






…はぁ、なんでこんなブログ書いてるんでしょう。昨日「荒木飛呂彦の漫画術」という本を購入しまして、「愛する漫画のためならば」と惜しげなく自分をさらけ出す荒木先生の志に感動して筆をとったのですが…よく考えたら偉大な人がそれをやるからすごいのであって、私がやったところで…否、またブログが長くなります。さっさと書きます。












「愛」ですね。












「LOVE」






主演の娘だって、佐々木「愛」






愛に溢れていますね。







正確には、「一途なやつが一番強いんじゃないか?」というのがテーマです。





最初は、恥ずかしかったので、「てめーらが恋だの愛だの運命だの言ってるものはな!!金と工作でどうとでもなるんだよーーー!!!へへーーーん!!!!」という非常にさもしく下劣でみみっちいテーマを設定していたのですが。





途中から真面目に考えました。






それと、もうひとつありまして。









「女性への敗北宣言」です。








私の脚本は、それはもう書き始めたころからですが、





「女性の描写が甘い」







と、言われ続けてきました。






そ、そんなこと言われても…俺、男だし……。





色々と試行錯誤はしてきましたが、どうしても根本的な解決には至らず…。






考えた末、悔しいながらもたどり着いた今の所の答えが、女性に負けることでした。






正直に申し上げますと、私の中に男尊女卑的思考があったのだと思います。





女性は感情で語るもの。とはよく言われますが、それと私の理詰めでつくられた脚本は合わないと決めつけていたんですね。





そうした偏見を一度取っ払って、もう男が女にボコボコに負ける芝居をつくってみよう。





と、考えたはいいものの、それはもう自分のやってきたノウハウを半分くらい捨ててるわけですから、それはそれは難航しました。





後から気づいたのですが、男同士でキチンと喋っているシーンが一つしかないんですよね。セリフのほとんどが女性のセリフです。





喋らせたいセリフを喋らせられないフラストレーションもありました。私はダラダラ理屈をこねくりまわして演説たれるようなセリフが好きなのですが、封印しました。最後にちょっとだけ所長さんに言わせちゃいましたが…。





なんとか完成はしましたが、それが実際どうだったのか、それはお客様の決めることです。





失礼ながら、ごく個人的な感想を書かせていただきますと、1番生き生きしていたかな。と思います。








実はそんなことを考えながら書いてました。というお話でした。






「脚本で語れよ!!」「ハイ!!!スンマセン!!!!」





…本当は万人向けのブログには書けない裏テーマもあるのですが、もし興味がございましたらそれは私に直接きいてください。




それではまた次回。
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