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あらすじと脚本 |
こんにちは。主宰です。
前回の続きのような内容です。
前回の続きのような内容です。
フライヤーに載せる情報の中で、個人的にものすごく重要な位置を占めるものがあります。
あらすじです。
お芝居のフライヤーって、映画などと比べて、あらすじの書いてあるものが少ないように感じます。
そのことについて私は、演劇は、映画やドラマと違い、「思想」や「芸術性」が強く、なかなか作品を一言で言い表せないものが多いからなんじゃないかなあと思っています。
きのこの森の作品は、エンターテイメント色が強い、いわば内容命のものです。
「面白そう」と思ってもらえるような、短く効果的なあらすじを考えることは、お客様に足を運んでいただくために必要不可欠なことなのです。
映画で言う、予告編といっても大袈裟ではないかもしれませんね。
ちなみに、前回公演、「TIME BOMB」では、あらすじに囚われすぎてひどいことをしました。
フライヤーの入稿期限ギリギリになっても、脚本の方向性が決まらず、あらすじも難航していました。
もう仕方ないので、なんとなく気になりそうな書き方でありながら、実際伝わる事柄が何もないみたいなあらすじになってしまいました。
「まぁ…登場人物くらいは変わらないだろ…」
と、どんな人物が出るよ、といったことも書いたのですが入稿2日後、伊豆の温泉に家族で旅行に行ってる最中にいいアイデアを思いついたのです。
と、どんな人物が出るよ、といったことも書いたのですが入稿2日後、伊豆の温泉に家族で旅行に行ってる最中にいいアイデアを思いついたのです。
そこからあれよあれよという間に脚本が完成。
結果、あらすじに書いた「バカ息子」という役が消滅しました。
…。
何人かのお客様から、「バ、バカ息子って誰?」と言われ、もう、何も言えませんでしたね。
否、言いました。
ヤクザものの、子分の役だったので、「強いて言うなら、組長と下っ端の関係は親と子であることから、バカをやらかす子分=息子という繋がりは無きにしも非ずバカ息子と言えなくもない」という苦しい言い訳をしました。
なんと往生際の悪いことでせう。
だからこそ、今回はそんなことにはさせない!
というわけで、できたあらすじがこちら。
「まず、その女は私の娘ではない。
よって、身代金は支払わない。
よって、身代金は支払わない。
だが、私は君たちを絶対に許さない。」
…なにか、犯罪からさらになにかが起こりそうな予感がする気がします。
プロットは固まりつつあったので、これなら変わってしまうことはないでしょう!
紆余曲折を経て、脚本が難航し、わりと本気であらすじのくだりを消してしまおうかと悩んだりもしましたが、今回はきちんとあらすじ詐欺を回避しました!
よかった。
…ちょっとだけタイトル詐欺になりかけてますが。
それでは、また。
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