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芦澤知鼓ことあちこさんとの会食 |
こんにちハックドラッグ。危ないクスリは売ってません。
主宰です。
ぼちぼち、次回公演の話をしたいのですが。
最近ぼーーーーっとしているので本当にぼちぼちになります。
先日、次回公演に出演してくださる女優さん、芦澤知鼓ことあちこちゃんと会食しました。会食、いい響きですね。
ナン食べ放題だし、美味しいしでコスパ最高です!
あちこちゃんにカメラを向けると
あちこ「ちょっとまってください」
ぼく「はい」
完璧な笑顔ですね。
自分がどう写っているかを熟知しております。これぞ女優。アイドル。アイドル女優。
躍動感あふれるいい写真が撮れました。
私はこういう…それっぽい言葉を使えば…「日常を切り取る」的な?「何気ない仕草の一瞬を捉えた」的な?そんな?写真が?好きなんです?
次回公演にむけて、どんな役がやりたいかを聞いてみました。
私は、割と役者さんにどんな役がやりたいかを聞いたりします。
もし希望が叶えられそうなら、そういう役を書きます。やりたいことがやれたほうが、やる気も出ますからね。
それから、その人自身を知るヒントにもなります。これは重要です。
思いつきですが…例えるなら、脚本はレシピ、役者は食材、演出は料理人みたいなものと考えてみてください。
せっかく鮮度のいいお魚が手に入ったとしても、ボロっボロになるまで煮込んでしまったら、それはとてももったいないですよね。
逆に、ギチギチに固い牛のスネ肉も、トロットロになるまで煮込んでやれば、美味しい料理に大変身するわけです。
食材の良さを知り、どう活かすか。これを見誤ると、せっかくの良い食材たちも、力を発揮できないわけです。
そして、ここに上下関係はありません。ここがミソなのです。
レシピがなくとも、料理人がいなくとも、食材さえあれば、食べることはできます。
レシピと料理人だけでは、食卓に食事をお届けすることすらできないのです。
ちょっと悔しいですが、それほど役者さんというのは重要なのです。
話はそれましたが、とにかく、役者その人自身を知ることは、大切なことなのです。
ぼく「あちこちゃんはどんな役がいいの?」
あちこ「エロいお姉さんがいいです!」
……う、うん。
いやーー………。
……き、貴重な情報でしたね…。
そうかあ、エロいお姉さんかあ。うん!考えてみるよ!うん!
なんてったって僕は、高校のときに女の子に舞台上で下着姿で踊らせた人だからね!!
さあ!あちこちゃんがエロい役になるのか!乞うご期待!!
…こんな感じで、次回関わってくれそうな人との話とかで、間を保とうと思います。
それでは、また次回。
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ドス物語 |
こんにちハーブティ。しぇしぇしぇのしぇ。それは違うハーブ。
主宰です。
短刀ですね。
「わしが殺ってきますけぇ!(渡瀬恒彦)」
「バカたれ!あんなのためにそがなことするこたぁねぇ(菅原文太)」
「グゥアアアッ!!……これで…勘弁してください…(中野英雄)」
ギラギラしたおじさんの雄叫びが聴こえてくる気がしませんか?
あ、もちろん模造刀ですよ!
今回の芝居の小道具に購入しました。
小道具費用ではありません。
私物として買いました。
いや〜、モデルガンを持ってる人は結構いますが、ドス持ってる人はそういないでしょう。
ですが、むしろ、今まで買ってなかったのが不思議なくらいなんです。
この前、高校から私がまともに公演した長編芝居のなかで、何回ヤクザが出てきたか数えてみたんです。
8回中4回。
2分の1ですよ。
※ちなみに、シチリアンマフィアが出た回は含まれていません。
2回に1回出すんだから…ドスはあってもいいだろうと…
秋葉原の武器屋で買ってきました。
ドス購入の後押しをしたのは、今回、インテリヤクザ坂井昭造を演じた、川鍋くんの存在があります。
ご覧ください!この目!
人殺しとか可愛いもんですよ!多分道端の猫とかリスとか殺して生のまま食ってますよ!
しかもこれベルトぶん回してるんですよ?
ベルトぶん回しながらこの顔ですよ?
なんでベルトぶん回してるのかわからないし。
稽古のときから、「彼にはドスがなきゃダメだ」という謎の確信があり、割と早い段階で購入に踏み切りました。
買ったその日に、川鍋くんに「本番までに、ドスを自分の指のように使えるようになりや。これからは、ドスと共に生きるんや。」と言って託しました。
実際、小道具に慣れることはとても大切です。このドスも、模造刀とはいえ先端が尖っているので、絶対に安全とは言えません。
こういうのは大抵、刃にテープを貼って万一に備えます。
ですが、私はそれが嫌だった!このギラギラ感を失いたくなかったのです!
実際、本番で照明に反射してギラッギラ輝く様がもはや下品なほどで、たまらなかった!
稽古中、手からすっぽ抜けたりと危ない瞬間もありましたが、川鍋くんは本番までにはすっかりドスを指の一部のように使いこなしていました。
しかし、ドスと一体になるにつれて、川鍋くんの危なさも露呈されてきました。
まず、本番前日に
「今日は、ドスと一緒に寝るね」
…。
……えっ…?
「いや、ほら、俺野球部だったからさ。その頃、試合の前はバットと一緒に寝てたんだよね」
……そ、そういうのは聞いたことあるけどさ……。
………ドスだぜ?
ま、まあね。それで本番うまくいくならそれでいいのです。
実際、素晴らしいドスさばきでした。
ただ、私は見逃さなかった。
ちょっと板につきすぎてヤバイ!!
ドスを机に突き立てるシーンでは、木材の隙間に刃先をめり込ませてコリコリ言わせてるし……
極めつけは…もうお客さんは絶対気づいてないでしょうし、本人も気づいてないと思うんですが…。
彼、演技で、よく手を後ろで組むんです。
そのときですね。
右手が、なんかピクピクしてるんですよ。
……何か……握ってるんです……クイクイって……。
ドスがないと落ち着かないのかと!
クスリか何かなのかドスが!!
それに一人で気づいてニヤニヤしてました。
そして迎えた千秋楽
事故もなく、安心安全なドス使いで無事全公演終了しました。
片付けをしているとき、川鍋くんがドスを片付けているところに気づき
私「あっ、それなんだけどさ」
川鍋「えっ?どうする?」
私はそのとき、「そのまま僕が持って帰るよ」という意味で、手を差し出し、
私「そのまま、いいよ。」
川鍋「あっ、よかったあ〜。じゃあ今日は持って帰るね。家で思い出語ろうと思っててさ。」
………。
もう、「お、おう。」としか言えませんでしたよね。
後日、返してもらうとき
川鍋「ちゃんと、ありがとうって言っといた!」
と、言ってました。
ドスが人を狂わせるのか、狂った川鍋くんがドスを持ったからそうなったのか。
いずれにせよ、一人の役者の思念が込められた妖刀ならぬ妖ドスは、これからまた新たなヤクザ役に受け継がれることでしょう。
そして、また次のヤクザへ。
ドスの物語は、まだ始まったばかりなのです。
それでは、また次回。
小ネタ解説 |
こんにち白馬の王子様。来ると夢見てもう三十路。
主宰です。
今回は、Need Speed Greedをご覧になった方向けの内容になっております。
何かといいますと
小ネタ解説です。
…ハイ……やっちゃいけないことはわかってます……。
劇で語られないことを語るな!
……と。
ですが……どうしても……やらずにいられなくて……。
……。
お、覚えてる人も少ないとは思いますが、しばし主宰の自己満足にお付き合いください。
わかりやすくQ&A方式でやっていこうとおもいます。
ですが、私が一人でやってます。自問自答です。その辺はあたたかい目でみてくださると嬉しいです。
Q.いきなり小ネタじゃないんですが、劇中に使われるBGMの選曲は誰がしてるんですか?
A.ハイ!この質問はアンケートでもありましたね。ハイ、私です。「どうせ劇に使うし…」と思ってすぐにCDを買ってしまうので、最近収納場所がないのが悩みです。
Q.最初に新聞記者が電話してる、「アートギャラリー・ノードラー」ってなに?
A.これ、実在のギャラリーなんです。アメリカで160年以上続いた老舗の画廊でしたが、2011年に突然閉廊しました。なんと、贋作を売っていた疑いがあり、今なお訴訟が続いてるそう。そりゃあ、贋作の話をフッたら怒りますよね。
Q.最初の新聞記者が話してる、「60歳の贋作家が家賃が払えず大家を殺したって事件」って、さすがに荒唐無稽では?
A.これも実話です。私がこの脚本を書いたきっかけは数ヶ月前にこのニュースをテレビで観たからなんです。
新聞記者さんに、私と同じ動機で贋作について調べてもらったというわけです。
Q.「ギャラリーBL」って、ネタにしてはしょっぱすぎ。本番もややウケだったし。
A.「ギャラリービューティフルロータス」略してBLにも、ちゃんとした設定があります。インチキ画商野田崎さんの下の名前は、「蓮美」。だから、「ビューティフルロータス」なんです。
さらに遡ると、彼の両親が美術に親しみがあり、その中でも、モネの「睡蓮」が特にお気に入りだったことから、名前を「蓮美」と名付けたという裏設定もあります。美大生の達也くんが、お父さんの隣で絵を描いていたように、野田崎さんもまた、両親の影響で美術の世界に入ったのですね。
決して!!しょぼいギャグのためにつくったわけではありません!!たまたまです!!
Q.熊谷修一郎ってだれ?
A.これはさすがに架空の人物ですが、モデルはいます。「熊谷守一」という、現代画家です。この脚本のモデルにした実話では、彼の作品の贋作が中心になっていたのです。
Q.金田一金銀貴金属とかふざけた名前の会社はなんなの?
A.ふざけてますよね。前作から出しててなんか気に入ってたので出しました。ちなみに金田一三ッ子さんは、前作「JAIL HOUSE ROCK」のクソ親父の子供です。三番目に生まれたから三ッ子なんじゃないですかね?このへん適当です。ハイ、サービスネタです。ハイ。
Q.やたらとんかつとか串カツとか揚げ物が出てくるのはなんで?
A.上野だからです!!!!!とんかつ山家は最高です!!!!!
Q.美術鑑定士という職業がないとはどういうことだ!なんでも鑑定団を否定するのか!!恥を知れ!!!
A.セリフにぼやっと入れてありますが、「ただ」美術鑑定士という職業は存在しないといっていいでしょう。それこそ、なんでも鑑定団の人たちを調べればわかりますが、間違いなく何かの専門家です。それから、画廊が請け負っていたり、美術館の館長が行ったりもします。日本では、東京美術倶楽部といういくつかの画廊さんが共同で鑑定などを行ってくれるところもあります。
Q.だったら未亡人の発行した鑑定書って何よ!!!!ムキーーー!!!!
A.「鑑定書」というと、なんだか特別な国家資格を持ったえらい人が作るものとかそういうイメージがありますが、上の質問でも述べた通り、鑑定書とは、あくまで民間で発行するもので、特別な資格はいりません。ちなみに「古物商許可証」という資格をとれば画商、骨董商になれます。これはお金さえ払えばもらえるそうです。
ですので、親族が鑑定書を発行するケースは世界的にも多くあります。
Q.作家の未亡人が発行した鑑定書が決め手となって明るみに出た贋作事件がありましたっつって、その答えが新聞記者さんの「その奥さん、目が見えなかったとか?」ってどういうことですか?意味不明です。
A.そのまんまの意味です。鑑定した奥さん、目が見えませんでした。それで鑑定なんてできませんよね?もうほんとそれだけです。誰かが鑑定書を偽造してたというわけですね。これ、本当にこういう事件が海外であったんですよ。すごいですよね。
この脚本のモデルにした話に、こんなエピソードがありました。熊谷守一の未亡人が、熊谷守一の死後、本物鑑定シールというものを数万円で発行していたのですが、なんと贋作画商に騙され贋作にも発行してしまったのです。
これには詐欺罪が適用されるのですが、未亡人は被害届が出せませんでした。なぜなら、「詐欺に加担していた」と思われる可能性があるからです。
この、「自分がいつ加害者になっているかわからない」という点も、贋作事件が明るみに出ない理由の一つでもあります。
Q.ヒレカツ食うことの何がいけないんですか?
A.もともととんかつとは、脂の多いロース肉を美味しく食べるために作られたんだって恩田君がいってました。
Q.意図的にサインにミスが施された作品って、そんなんバレんじゃん。やっぱりフィクションですね。
A.これも実話です。脚本のベースにした事件でも、贋作家は良心の呵責から微妙に描き方をかえていたそう。
また、トム・キーティングという、2000点以上の贋作を残したという伝説の贋作家に至っては、贋作づくりの目的が、「復讐」であったため、なんと、赤外線で透視すると、下絵に「これはニセモノだよ!」と浮かび上がる贋作をつくったり、ある一定の期間が経つとボロっボロになるような細工をしたりと、まさに神業的な贋作をつくったそうです。
Q.結局ヤクザ出すんですね。ヤクザ好きだからって限度がありますよ。
A.こ れ も 実 話 で す 。私もこれにはびっっくりしました。しかも芝居とほとんど同じ流れで贋作事件に首を突っ込んできたんですって。これはヤクザ出すしかないですよね!仕方が無い!実話なんですから!
Q.明石建設とか、坂井昭造とか、山守組とか…どこかで聞いたことがあるけぇのう。
A.菅原文太さん。あなたは私の永遠のヒーローです。ご冥福をお祈りします。
Q.学生の贋作を売るって…ちょっと無理があるんじゃあ…。
A.これも実話なんです。小遣い稼ぎで売ったりとかもあったとか。
また、過去の葬式のシーンで、「勝手に売っちゃった」とか言ってますが、これも実際の事件です。画家の息子が描いた模写があまりにうまかったので、画商が持ち帰って勝手にサイン描いて売ってしまったという…。
Q.警察に捕まれば保護してもらえるもんなあ!って…?
A.少なくとも、刑務所にいればヤクザの手からは逃れられます。
これも実話です。結局、脚本のように、被害届が出されないことで四面楚歌になってしまうのです。
Q.芸術総合アドバイザーの阿佐ヶ谷さんってよくわかんない人ですね。
A.そうだとはおもいますが、考え方はわかります。ぼーーーんやり、村上隆がやっていることをベースにしているのですが、これに気づいてくださったお客様がいてぼくは飛び上がって大喜びしました!!!
Q.『無題』って…ちょっと…。
A.私も…そう思ってました…しかし!少し前までやっていた、横浜トリエンナーレで、私は『無題』をみました!!しかもいくつか!!ほんとにあんな感じでした!!!
ちなみにちなみに!壁に貼ってあった赤い紙は、トリエンナーレで展示されていた『無題』という作品。自由に持って帰っていいよとのことだったので、壁に貼りました!!なのであれは本物の芸術品なのです!!誰も気づいてくれませんでした!!
Q.新聞記者さんが、「これらの出来事が事実であったことを証明するものは、何一つ残っていない」って言ってますけど、どういうこと?
A.そのままの意味です。事件にならなければ、記録に残らないのです。
私は、この脚本のベースとなる話を、本を読んで知りました。実名も書かれており、ネットで調べてみましたが、出てきたのは、「画商が自殺した」という無機質なデータのみ…。
そこで、「そもそも、こんな話があったかどうかもわからない」というお話になったわけです。
ゼエ…ゼエ…。
ものすごい長さになってしまいました…。
というわけでして、この脚本は、様々な実話をミックスして作られており、様々な小ネタも織り交ぜてあります。
如何せん長くなってしまうので、泣く泣くカットしたシーンもあります。
実は明石建設と金田一金銀貴金属が裏で繋がってた話とか…オークションとか…ブツブツ…
その…とむらいをしたかったのです!!
もう!!大人気ないことはわかるんですが!!!
どうしても!!!どうしても!!!
ぜぇ…ぜぇ…
本当に、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
これで、誰にもツッコまれず消えて行った小ネタたちも報われます。
それでは、また次回。
Need Speed Greed 終演 |
そんにち白鳥の湖。タータララララー。
別れさせ屋VS復縁屋のラブストーリーです!
主宰です。
全公演、無事に終演しました。
ご来場くださったお客様、本当に本当にありがとうございました!
楽しんでいただけたなら幸いです。
今回は、今までと違って、割と真面目なお話にしました。
かといって、これからもああいうあんまり笑えない芝居をやっていきます!というわけでもありません。
高校…いや、中学のときからかもしれませんが、3回に1回真面目なやつをやりたくなります。
それもなんというか…社会への問題提起とか…そういう類のものではなく…
単にそういうものが観たくなるんですよね
甘いものばっかり食べてると、しょっぱいものが食べたくなるじゃないですか!それです。
3回目の公演になりましたが、第1回からずっと観てくださっているお客様もいらっしゃいます。本当に嬉しい限りです。
そういうお客様を、飽きさせたくないのです。
独自のスタイル、個性を確立し、それを守り続けることも、もちろんいいことだと思いますし、私もスタイルを確立すべく奮闘しています。
しかし、「スタイルを守る」ことと、「怠慢」は紙一重だと思うんです。
身近にもそういうものはあると思います。「悪しき風習」とかいう言葉で表現されることもありますね。
時代は変われば、人も変わります。時には、守り続けたものを捨て、新しいことに挑戦する大胆さがないと、どこの世界でも生き延びることはできないと思うんです。
自分だけのスタイルに磨きをかけながら、新しいことにも挑戦する。
そうして、より良い作品をお客様に届けることができたらと思います。
ならば…
次回はどうするか…
別れさせ屋VS復縁屋のラブストーリーです!
初めてのラブストーリーです!もう書く前からむず痒くなっています。
全然違う話になったらごめんなさい。
そして!
映画!!!!
とうとう映画です!!!!
飽きっぽさここに極まれり!!!演劇にも飽きたのか!!!!
それは流石に冗談ですが、何か新しいことがしてみたかったのです。
大学生活にも限りがあるので、自由なうちに映画をとってみたいと常々思っていました。
正直、まだここに書いてあることが決まっただけです!
しかし、「スタイルを磨き、新しいことに挑戦する」を、有言実行すべく頑張ります!!
今回の公演で気に入ってくださったり、興味をもってくださった方がいらしたら、ぜひぜひご来場ください!
改めて、きのこの森第3回公演「Need Speed Greed」本当にありがとうございました!
それでは、また次回!!
千秋楽です。 |
こんにち背景。頭文字が「は」の何かしらを考えるのもそろそろ辛くなってきました。
主宰です。
最終日です。
主宰は朝ケバブを食べ、昼もケバブを食べました。
川鍋くんにいたっては、本番前にケバブを食べるのが、イチローがカレー食べるみたいなルーチンワークになっているようでした。
川鍋くんが、ふと、
「もはや、上野と一緒に生きてるよね」
怖いですね。
この写真も怖いし…なんだか白目むいてるみたいだし…
でも、割といいこと言ってるような気もします。
普段はあまり縁のない土地で、数日間過ごしていると、段々愛着のようなものがわいてきます。
しかし、それも一種の魔法のような、気の迷いのようなもので、本番が終わればしばらく来なくなってしまうものです。
なんというか…修学旅行のワクワク感に似ているかもしれませんね。
この濃密な一期一会が、芝居の魅力の一つなのかもしれません。
お客様にも、そうした一期一会の体験をしていただけるよう努めてまいりました。
今夜が千秋楽です。
これが終われば、きのこの森はろくに劇団員も決まっていないので、ほぼ完全にバラバラになります。
また一緒にやる人もいれば、もう一緒にはやらない人もいて、それはお客様も同様です。
しかし、離れ離れになった人たちともう一度出会うきっかけもあります。
作品ですね。
また一緒にやろう。
また観にこよう。
そう思ってもらえるような作品を作れるよう、これからも生きてゆこうと思います。
それでは、また次回!